おかでん一家が3月中旬、雪中鉄人レース「のっとれ!松代城」に参加するために雪が豊富に残る新潟県を訪れる予定になっている。
大人はこれまで持っている衣服で対処できるけど、弊息子タケは初めて尽くしだ。防寒着は普段使っているもので良いけれど、その他いろいろ装備を購入することになった。
そのうちの一つが、ザックだ。
オムツ、おしり拭き、おやつ、水筒など、彼が外で行動するときに必要なものは彼自身が背負ってくれた方がいい。
それは親の荷物を減らしたい、楽をしたい、という意味ではない。旅行の際に親子の荷物が一つのかばんにごちゃ混ぜに混ざっていたら、必要なものを探すのが大変だからだ。子どもの荷物は独立してひとまとめになっているほうがいい。
特にオムツのように、外出先で急に交換しなくちゃいけないようなものはなおさらだ。
家族三人でモンベルに行き、子ども用のザックを検討する。
ここで僕らは、人生でおそらく初めて「彼が成長しても使えるものを探そう」という気持ちを持った。
これまでも、服を買ったり靴を買う際に「1サイズ大きめのものを買っておこう」と考えたことはあった。でもそれはせいぜい、「1年間着られれば満足」というレベルの期待感だった。
しかし、ザックとなるともっと長期的な視野が必要になる。せめて3年または4年くらいは使って欲しい。この発想はケチだろうか?
結局、さんざん悩んだ結果、僕らは12リットルのザックを買った。
モンベルの子供用ザックのラインナップは、6リットルからスタートする。6、8、12、15、18リットルと小刻みに商品が用意されている。その中から、子どもの初めてのザックとして12リットルというのは若干大きいのを選んだのは事実だ。
それでも、ザックを彼に背負わせてみると、ご機嫌だった。何か背中に変なものをつけられた!と泣いて嫌がるかと思ったけど、むしろ得意げに店内をウロウロしていた。よし、これにしよう。どの色がいいかは、彼に「どっちがいい?」と2択で選んでもらい、決めた。
帰宅してから改めて彼にザックを背負ってもらった。ザックの中にいろいろな荷物を入れた状態で。すると、予想以上に大きくて重たくなってしまい、びっくりしてしまった。なるほど、買ったときは中身が入っていなくてペシャンコだったけど、荷物を入れると大きく膨らむんだな。中に物が入っている状態を想像しないで買ってしまった。
12リットルという容量をナメていた。よく考えると、2リットルのペットボトルが6本入るサイズだ。そりゃあ、大きい。「まだまだ荷物が入るぞ」と絵本とかシールブックとかどんどん入れていくと、際限なく重たくなっていった。慌てて荷物を減らす。
彼の現在の体格からすると大きすぎるザックを買ってしまった。でも大は小を兼ねる、と言う。まずはここにオムツとおしり拭き、そしてゴミ袋だけ入れた状態で運用してみようと思う。それだけでも、ずいぶんとお出かけが楽しくなると思う。
(2023.02.26)
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