シーソーなんてやるのは何十年ぶりだろう

最近の弊息子タケは、公園に立ち寄るとシーソーに乗りたがる。

昔は「物は試し」と親がシーソーに乗せてみても、顔をこわばらせて全然嬉しそうじゃなかったのに、今じゃ率先して乗る。

自分で器用にシーソーによじ登り、ポジショニングを確保したら僕を見て「おい、お前、なにやってるんだ。そっちに座れ」と向かい側の席に目線を送る。親をこき使ってやがる。

で、僕が弊息子様のためにギッコンギッコンとシーソーを漕ぐのだった。

これで弊息子様が満面の笑みになってご満悦ならまだやりがいがあるけれど、弊息子は無表情だ。「うん、悪くはないな」という顔つきで上下している。

彼にとってシーソーというのは「公園に着いたらとりあえず挨拶がわりに乗っておくもの」という感覚らしい。数十秒もすればお尻をもぞもぞして降りようとする。じゃあ、ということでおろしてやると、今度は反対側に回り込んで、そっちの席によじのぼる。両方でシーソーを満喫したいらしい。

で、やっぱり僕の顔を見て、「何を突っ立ってるんだ、早くしろ」と反対側に座るよう促してくる。ちぇっ。

(2022.11.15)

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