泣いてハムを欲しがる

最近、肉に対する愛着がますます増強している弊息子タケ。

肉団子やハンバーグといった柔らかい肉を好むだけでなく、みっちりと身が詰まった肉も好きだ。贈答品のハムは、真剣な表情でしばらくの間ムシャムシャと食べている。

親としては、しばらく大人しくしてくれるのでありがたい。

とはいっても、肉への偏食が強まって野菜を食べなくなるのは困るし、そもそもハムのような塩分が強いものをたくさん食べさせるわけにはいかない。バランスが難しい。

結局そうなると、野菜を煮込んで、そこにひき肉が入っているような食べ物が一番バランスよく食べてもらえる。ひき肉というのがポイントで、これが肉団子じゃ駄目だ。それだけ食べられて、野菜は無視される。また、野菜炒めでも肉だけ食べられてしまう。

そうやって親だけがいただきもののハムを食べ、タケには別メニューを与えていたのだけど、タケが「自分にはハムがない」ということに気がつくようになってきた。

自分の皿を覗き込んで、「無い!」と叫び、ハムを指さしながら「食べたいよぅ」とべそをかく。

すっかり、「肉」を見分ける能力が身についてきた。まだ食べたことがない種類の肉やその調理法でも、「あっ、肉だ!?」と気がつくようになった。もはや、親と子で食べ物を分けると子どもから抗議されるようになってきた。

(2022.12.04)

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