ネンネ

最近の弊息子タケは、よく僕やいしの肩を押しながら仰向け寝をさせる遊びをする。その時には「ネンネ、ネンネ」と言うので、どうやら「親を寝かせるごっこ」をしているらしい。

我が家ではほとんど幼児語を使わないので、「ネンネ」という言葉は彼には馴染みがない。おそらく保育園で昼寝する際に保育士さんから「ネンネ」と言われているのを覚えたのだと思われる。

ちなみに、僕らが「ネンネ」させられて横になっても、すぐに後頭部を押されて起き上がらされる。そして、起き上がったところでまた「ネンネ」が始まる。

これはまるで腹筋トレーニングのようだ。

タケは容赦なく、延々と親の腹筋を鍛えさせる。何なんだこれ。

写真を見ると、まるで鬼コーチがトレーニングをしているかのようだ。

我が家で幼児語を使わないのは、特に教育方針があるわけではない。ただ単に、使っていないだけだ。

基本的には「お父さん」「お母さん」と呼んでいるが、時には「ママ」「パパ」と呼ぶこともある。ライオンは「ガオ」と言い、犬は「ワンワン」と言うこともある。

保健所で心理士さんと育児面談があって、子どもの言葉の発育について質問があったたとき、「わが家では幼児語を使っていない」と答えたら、「もっと子どもに寄り添ってコミュニケーションをとるべきです」と言われた。

幼児語も使うときは使うし、禁止しているわけではない、と説明しても、心理士からは「子どもに寄り添おうとしない未熟な親」という構図を作られ、誤解されたまま面談が続いてしまった。僕らはコミュニケーションが取れているし、幼児語を嫌っているわけではないのに……。

(2023.01.20)

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