弊息子タケ、領土を拡大する

僕が9年間愛用してきたオーブン電子レンジが故障してしまったため、新しいものを買い直すことになった。

我が家には2013年に購入した家電が多く揃っている。その理由は、僕が2013年にアルコールを断ち、引っ越しをして人生を一新する決意をしたからだ。引っ越しの際にはこれまで使用していた家電や家具を買い替えた。

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新しい住まいや家具、そして家電に囲まれて、僕の気持ちはとても高揚した。しかしながら、家電というものは10年前後で故障することがほとんどであり、去年あたりから我が家の大型家電が次々と壊れ始めた。

新しく買った家電は段ボールに入って届いたため、我が家のリビングには「子どもが入っても簡単には壊れない、頑丈な段ボール」が置かれるようになった。もちろん、息子のタケが「個室」として使用している。

タケは新しい段ボールに大喜びだ。洗面所から踏み台を持ってきて、中に入ってしばらくくつろいでから「ばぁ!」と叫び、親に自慢するのだ。

いっそのこと、子どもが出入りできるように横に穴を開けようか?などと考えていたが、彼はそのうち箱に飽きて、自分のおもちゃをバンバン投げ込んで、ゴミ箱のような扱いにしてしまった。

彼には、この段ボールを「自分の秘密基地にしよう!」という発想はまだないようだ。自分の領土という認識もない。ただ単に、新しいアスレチックがリビングに設置されたという理解らしい。

彼が飽きたら、私は段ボールをすぐに片付ける。リビングの真ん中に段ボールが置いてあったら邪魔だからだ。あと、段ボールの中にゴキブリが潜んでいるかもしれないのが嫌だし。

もし彼に想像力があれば、好きなだけ段ボールを使って遊ぶといい。ただ、家電は大体更新済みで、今後しばらくは大きな段ボールは届かないだろう。たぶん。

あり得るとしたら、他の家電と同じく10年前に購入した液晶テレビの買い替えだ。彼が押し倒したりおもちゃを投げつけて、液晶が割れる可能性を心配している。そうなるとまた大型段ボールが家に届くことになるだろう。

(2023.01.25)

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