弊息子タケは、親がトイレに行くのを見かけると嬉しそうについてくる。
親がトイレでおしっこをするのを見るのが好きだ。背後からわざわざ僕の股間を覗き込んでじっと凝視する。
大人が滝を鑑賞するのが好きなように、子どもはおしっこが放流されるのを見るのが好きなのかもしれない。・・・いや、彼の行動を「子ども全般に言える傾向」として一般化してよいものなのかどうか、よくわからない。
ただ、彼としては僕がおしっこを終えたあと、「トイレの蓋を閉める」「水を流すボタンを押す」というお手伝いができるのが嬉しいのは間違いない。必ずこの2つのことは率先してやる。
彼が「トイレは排便をする場所である」ということを見たり聞いたりして理解しているのは間違いない。だったら、彼自身のトイレトレーニングを開始しても良いのではなかろうか?
彼は「なんで自分はオムツでおしっこをし、ウンチまでそのまま排泄しているのか?トイレを使えば快適なのではないか?」と疑問に思わないのだろうか?「僕だって親の真似をして、トイレでおしっこがしたい!」と思わないのだろうか?
きっと思うはずだ。やってみよう。
そんなわけで、やる気十分で子ども用の補助便座を買ってみた。
いしは、「子どものトイレトレーニングなんてやらなくても、いずれ身につくものでしょう?」と僕のやる気に呆れている。
彼に「おしっこ、出る?」と聞いてみると、「出る」と言う。なので、さっそくトイレに連れて行って補助便座に座らせてみた。
「出る?」
「・・・出ない・・・。」
この繰り返しだ。
「出る?」と聞いて「出る。」と彼が答えるのは、単に僕が誘導尋問をしているだけだかららしい。
まだちょっと、トイレトレーニングには早かったか。
そのかわり、彼はお風呂に入る際、体を洗う前にまずおしっこを出すということはするようになった。それをトイレでやってほしいものだが、タイミングを見計らっておしっこを貯めたり出したりできるようになったのは成長の証。ゆっくりと彼を見守っていきたい。
(2023.02.19)
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