長靴を履いて四つん這いの子どもに困惑する

雪が残る新潟県への家族旅行を2週間後に控え、弊息子タケの雪対策が進められている。

雪の中を歩くことになるので、長靴は必須アイテムだろう。シューズだと、足が濡れてしもやけになる可能性が高い。

シューズはつい最近ニューバランスの良いものを買ったばかりだ。でも、長靴は安いもので十分だと思う。なので、西松屋で買った。

長靴は柔軟性に乏しい素材で作られている。そのため、甲高の彼に長靴を履かせるのは大変だ。親子揃って、「えい、えい」と掛け声をかけながら靴を履くことになる。そして一度履いたら、脱ぐのも大変だ。もう一度「えい、えい」と掛け声をかけることになる。

こんな窮屈で自由がない靴だと、きっと彼は嫌がるだろうと思った。歩きにくいし、蒸れるし。

しかし彼は真逆の反応をした。大喜びだ。

嬉しくって、長靴のまま家中をドカドカと歩き回る。足音が下の階に響くから長靴で歩くのはやめて!と親が静止すると、今度は長靴を履いたまま四つん這いで家中を歩き回っている。よっぽど気に入ったらしい。

気に入りすぎて、次の日からは晴れている日なのに保育園に長靴を履いていこうとして、朝の出発時間に玄関でひと悶着が起きるようになった。長靴を履きたいと号泣するタケ、「その靴だと保育時間中のお出かけに対応できないからやめてくれ」となだめるいし、狭い空間でワチャワチャだ。

親が買ったものを子どもが気に入ってくれるのはとても嬉しいことだ。それでも、ここまで愛着を持たれるとちょっと困ってしまう。なぜこの長靴が彼にとってお気に入りになったのか、僕は理由がわからない。

(2023.02.26)

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