雨の日なので屋内子ども施設に行ってきた

子どもを持つ親は「昼間、いかに我が子を疲れさせるか」が大切だ、という噂はかねてから聞いていた。

僕たち夫婦は「ふーん、そうなのか」と軽く考えていたが、だんだん我が家庭もそういうことを気にしなくちゃいけないようになってきた。

幸い、弊息子タケは夜によく寝る。しかし、平日は保育園で3時間近く昼寝をするのに、休みの日だとなかなか昼寝をしてくれない。昼寝をしないと、彼にはたっぷりと時間がある。

子どもにたっぷり時間があるとどうなるのか。それは、暇を持て余して、荒れる。家の中でおもちゃを投げたりしはじめる。それは困るので、休みの日はできるだけ彼に遊びを提供し続けないといけない。

我が家の場合、夫婦揃って一人息子が可愛くてしょうがない。なので、どっちか一人が子どもの面倒を見ている間、どっちか一人がプライベートな時間を過ごす、ということは少ない。なので、週末は大抵家族3人で移動して何かをやっている。

この日訪れたのは、東京の臨海部にあたる有明にある、「ボーネルンド あそびのせかい」という施設だ。

ボーネルンドは、木製を中心とした幼児向けおもちゃを製造しているメーカーだ。そのメーカーが、幼児向け屋内遊び場を展開している。子どもが生まれるまで全然知らなかった。

いざ親になってみて、これまで世の中で見えていなかったものが見えてくることが多い。この施設がまさにそうで、僕が独身だったら、たとえこの施設の横を通り過ぎてもほとんど記憶に残らなかっただろう。

これまで訪れてきたいろいろな子供向け屋内施設と同様、ここもお金がかかる。休みの日も1Dayパスがあるのはありがたいのだけど、まだ2歳になりたての弊息子タケだと、丸一日遊ぶ体力は備わっていない。なので、従量課金制で利用料金を施設に支払うことにする。

休日の場合、子ども一人につき最初の30分が800円。その後は10分ごとに200円。

つまり、1時間遊ぶと1,400円がかかる。なんと、居酒屋で大人が飲み放題を注文するのと値段に大差がない。比較対象がおかしいけれど。

さらに、付き添いの大人にも費用がかかる。大人の場合、子どもの滞在時間に関わらず600円。

結局、親子で1時間2,000円のお金がかかることになる。

まるで貴族の遊びだ。

我々はここで何時間も過ごすほど金銭的には余裕がないので、1時間だけ体験してみることにする。

親一人だけが付き添いで入って、もう一人は外で待っているということもできた。または、途中で親が入れ替わることもできた。途中入れ替わりは追加料金がかからないから。

しかし僕らの目的は、「子どもが遊んでいる様子を見る」ことだ。結局大人二人が同時に中に入り、さらに施設の収益に貢献することになった。

屋内施設は値段が高いけれど、時々使ってみたいと僕らは思っている。彼がどの程度の身体能力を持っていて、何に興味があるのかをいろいろ知ることができるからだ。

今回僕らが学んだのは、彼は棒の上をソロリソロリと歩くことができるようになっていた、ということだ。こういうことにチャレンジさせても安心なのは、下がクッションマットになっているからだ。落ちてもケガをしないので、安心して子どものやる気を後押しできる。

「危ないから止めなさい」という言葉を言わないで子どもの自由を許容できるのは、とてもよいことだ。

(2023.03.25)

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