自分で椅子によじのぼるように

弊息子タケは、自分用のダイニングチェアを与えられたものの使用を嫌がり、母親の膝の上で食べたがることが多かった。

しかしようやく最近、自分の椅子を使うようになってきた。

最近、一段と彼の食欲が増してきた。食事の際に食べるご飯の量は100グラム。それにおかずとお味噌汁がつく。それでも足りなくて、「チーズは?」「牛乳!」などと叫んで追加を要求する。

「お腹ペコペコなの?」と僕が彼に聞くと、彼はお腹を両手でさすって、「ペコペコ!」と言う。たぶん「ペコペコ」という言葉の意味を彼はよく理解していないはずだが、この言葉を使えばその後に親がご飯を用意してくれる、ということを体験的に理解しているようだ。

そんなわけで、自分の空腹を素早く満たすためにも、ちゃんと椅子に座るということを学んだ。母親に抱っこしてもらってご飯を食べる場合、自分の好きなペースで好きなものを食べられないからだ。

「好きこそものの上手なれ」ということわざがある。まさに彼の場合に当てはまることわざで、彼はあっという間にスルスルと自分の椅子によじ登る技術を身に着けた。そして、僕が台所で一生懸命ご飯の準備をしている最中なのに、「ご飯!」と叫んで食事を要求するようになった。

ただ、彼はまだ食事の後に椅子から自分で降りることができない。片膝が肘掛けに引っかかってしまい、「痛い」と困った顔をして親に助けを求めるのが日課だ。

(2023.03.30)

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