ビッグウォールを目指して

最近の弊息子タケは、斜面をよじ登ることにどん欲だ。

最近の公園には、ボルダリング用のホールドが取り付けられた急斜面または垂直の壁が用意されていることがある。彼は積極的にそういう斜面に取り付いて、登頂しようとする。

彼の名前、「タケ」は北アルプスの名峰・穂高岳が由来だ。なので、彼が山登りや崖登りを好むのは親として頼もしく見ている。

とはいえ、彼はまだ2歳1か月の子どもだ。幸い、崖から落ちたこともないし、重力の法則について豊富な経験があるわけでもない。そもそも、まともに歩けるようになってまだ1年なので、体の可動域がどうなっているのか、とか自分の筋肉の限界は知らない。

なので、彼が斜面を登ろうとすると、両親は二人がかりで身構える。一人は崖の上で声をかける役、一人は崖の下で万が一の落下に備える役だ。

親から見て、彼はとても上手に斜面をよじ登る。ただ、クライミングの基本的な技術をまったく無視していて、もっぱら靴の裏のグリップ力に頼っている状態だ。それは危険なので、できるだけ手と足を同時に使って彼自身の体重を支えられるよう、声がけを続けている。

(2023.04.02)

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