今日も弊息子タケはボルダリングウォールに挑んでいる。
ウォールといっても垂直な壁ではなく、子ども用すべり台の一角が斜面になっていて、そこにボルダリングのホールドが取り付けられている。
僕は彼の真下に立って、「右足はこっちのホールドに置いて、次に左足はあっちのホールドの上に置いて」と足を掴んで指示を出す。
実際のボルダリングでは、登っている人の下に誰かがいるというのは絶対禁止で、初歩中の初歩のルールだ。落下事故に巻き込まれる可能性があるからだ。しかし僕は敢えてタケの真下に陣取る。彼が落ちた時、僕が支えないといけないからだ。
子ども用のホールドなので、ややこしい形をしたものはない。それでも、2歳児にとっては足を引っ掛けてよじ登りたい慾望と、体の動きがまだ一致していない。その結果、靴のグリップ力を使ってよじ登ってしまう。
僕は「靴の裏の摩擦力を使って登るのはダメだよ」と何度も訂正する。
以前使っていた西松屋の格安靴だと、こういうシーンで使うと彼の足から靴が脱げてしまったと思う。しかし今はニューバランスの靴なので、値段相応にフィット感がある。その結果、安直によじ登るようになっている。
いっそのこと、はだしで登らせてみたいが、公園の地面にはどんな鋭利なものが落ちているかわからない。うっかり足の裏をケガして、その後破傷風になったら命の危険性もある。はだしにはならず、彼にはもう少し靴で技術を磨いてもらおうと僕は思っている。
(2023.04.06)
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