ソーセージにむしゃぶりつく

近所の公園にお出かけした際、いしが用意してくれたお弁当をみんなで食べる。

弊息子タケはまだ2歳なので、僕らが外食をしても、お店で子どもの食費はかからない。親が注文したものをシェアすれば済むからだ。でもあと1年くらいすると、外食のたびに親子3人分の食費がかかるようになる。週末、あちこちに外出している僕たち家族にとっては、結構な出費増だが予想される。

そういう想定される近未来に備えて、「外出するときはお弁当持参」ということをやってみたのが今回だ。スーパーで買ったおにぎりを外出先で食べる、という経験はあるけれど、家で作った料理を外に持ち出して食べるという経験はまだ少ない。

僕らが「あちこち外出している」といっても、外出先の大半が公園だ。彼が「公園!公園!」と平日も休日も叫んで要求するので、遊具がある公園に行く機会がとても多い。

なお、上野公園のような場所は、彼にとって「公園」ではないらしい。上野公園に着いても、「公園は?」と聞いてくる。彼における「公園」の定義は、滑り台をはじめとする児童遊具が備わっている屋外の広場、ということらしい。

話を戻す。

いしが持ってきてくれたお弁当をタケは食べる。すると、彼はひたすらソーセージを食べ続けるという展開になった。

いしは凝り性ではないし、料理の殆どは僕がやる家庭ということもあって、彼女が作ったお弁当は「おにぎりと、電子レンジで温めたソーセージ」という構成だった。すると、彼はソーセージをひたすら食べ続け、親の分まで食べてしまった。

ソーセージが美味しいのは僕も同意する。しかし、2歳児が4本も5本もソーセージを食べるのは、良くないと思う。塩分摂取をしすぎているし、加工肉ならではの旨味に慣れてしまうと、これから先健全な味のセンスが養われないのではないか、と僕は不安になる。

いしと二人で、「加工肉を彼に与えるのはできるだけ控えよう」と話し合うほど、彼はすごい勢いでソーセージを食べた。

彼の場合、なぜか玉子をほとんど食べようとしない。炒り卵でも、目玉焼きでも、卵焼きでも、興味を示さない。ジャパニーズお弁当の定番である卵焼きが彼にとってご馳走にならないのは、親としては困ったものだ。

(2023.04.29)

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