長靴が好きすぎて匍匐前進

雨が降っていないのに、長靴を履きたくてしかたがない弊息子タケ。

下駄箱に長靴を片付けてあるのに、わざわざ下駄箱を開けて長靴を履きだした。

普段なら、ソックスも靴も自分で履くことができるくせに、面倒なのか親に甘えたいのか、「出来ない!」といって両足を親に突き出す。しかし長靴のときだけは、いそいそと自分で身支度をする。

長靴が履けたことが嬉しかったのか、玄関でビョンビョンと飛び跳ね、そのまま屋内に入ってこようとした。

言うまでもないが、我が家は日本の家だ。土足で家の中に入って良いわけがない。僕は彼に「靴のままで玄関から中に入ってきたらダメだよ」と注意する。

それでも長靴を誰かに見せびらかしたい彼は、今度は床に這いつくばって、匍匐前進をしながら僕が仕事をしている部屋までやってきた。ニコニコしながら、「安心してください。靴を床につけていませんよ!」という表情をする。

いつの間に、匍匐前進をする筋力が身についたんだ・・・!と親としてびっくりするとともに嬉しく思ったが、こんな乱入者が部屋にいると仕事にならない。「わかったわかった、玄関に戻ってくれ」と言って彼を抱きかかえて玄関に連れ戻した。

(2023.04.16)

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