弊息子タケの食事の後は、床が食べこぼしで汚れている。ご飯をはじめとして、いろいろな食べかすが床に落ちている。
昔と比べると食べこぼしは減ったけど、まだまだ看過できない量が落ちているのが現状だ。
このため、食後は夫婦のどちらかが床に這いつくばって、食べかすを拾う作業がある。時間がかかる作業ではないけど、気分的には面倒な作業だ。
タケに「ねえ、君が丁寧にご飯を食べれば、こういう作業はなくなるんだよ?ゆっくり、少しずつ食べようね?」と僕が彼に言い聞かせると、彼は「うん!」と言い真面目な顔になる。でも、2歳児における「うん」とか「わかった」という言葉は全く信用できないものだということを僕らは経験上よく知っている。でも、一応毎回彼に食事をこぼさないよう気をつけてください、と声をかけるようにしている。
這いつくばって食べかすを拾ったあと、細かいゴミについては掃除機をかける。これも日課だ。
スティック型の掃除機を僕が納戸から持ってくると、さっきまで神妙な顔をしていたタケは急に元気になって、「自分に掃除をやらせて欲しい」と掃除機を僕の手から奪う。そして、掃除機を前後に動かし、「掃除の真似」をする。
彼としては、モーターの轟音が鳴る掃除機を手にすることの高揚感と、スティックを前後に動かすという謎の動きをするという非日常感が楽しいらしい。彼が掃除機を手に取りたがるのはその2点に尽きていて、「自分が落としたゴミを拾う」という発想は全く持っていない。
そもそも、現在の彼はようやく「後片付け」という概念を覚えてきたレベルだ。「掃除」という概念を彼が理解できているかどうかすら、怪しい。ゴミをゴミ箱に捨てるという行為なら、まだ後片付けの延長として理解できるだろう。しかし、掃除機という謎のデバイスによってゴミが吸い込まれる、ということを2歳の彼は果たして理解できているのだろうか?
弊息子タケ2歳2か月、現時点ではまだ掃除という概念を理解していない。親にとって慌ただしい朝なのに、掃除機を使いたがってむしろ親の邪魔をしている状態。
(2023.05.19)
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