「落ちてくるものを両手を使ってキャッチする」といった動作は、簡単なようでそうではないらしい。右手を動かす神経と左手を動かす神経をシンクロさせて、両手の筋肉を同じタイミングで動かす必要があるからだ。
子供のうちからそういう訓練をしていると脳の発達に良い、という説を唱える学者さんを、僕は先日テレビで見かけた。
確かに、弊息子タケの動きを見ていると、左右同時の動きというのはまだあまりできない。
せいぜい、興奮したときに両足でピョンピョン飛び跳ねて、「イェイ!イェイ!」と叫ぶときくらいだ。ただ、これはすぐに僕ら親から制止される。「マンションの下の階の人がびっくりするから、床を鳴らさないで!」と言って彼の動きを止める。
写真は、ちょっと高いところからジャンプで飛び降りるところ。
「せーの、で両足を揃えて飛び降りるんだよ?いい?せーの!」
と僕は声をかけたのだけど、この「両足を揃える」というのが2歳児にはまだ難しいらしい。どうしても軸がブレる。
鍛えれば成長するのかもしれない。でも、脳が未発達の今のうちから無理に訓練しても、体も神経もついてこられず、ケガをするかもしれない。
人間というのは生まれたときから大人と同じ身体性を持っているわけではないのだな、ということを子供の成長を見るたびに感じる。
(2023.05.21)
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