スケルトン滑り台

冬季オリンピックで、そりの競技の一種で「スケルトン」というものがある。鉄製のそりに腹ばい・頭は前向きでコースを滑走するというものだ。時速100キロを越える猛スピードなので、その迫力は相当なものだ。

似た競技で「リュージュ」というのがあるが、そちらは同じそりでも、仰向け・足を前に向けて滑る。スケルトンの方が頭からコースに突っ込んでいくので、クレイジーな印象がある。

弊息子タケは、最近近所の公園にある滑り台でこのスケルトンをやり始めた。

彼はお調子者っぽい性格があるものの、初めてのものや環境に対してかなり警戒心をあらわにする。滑り台も、初めての公園ならばまずはリュージュのスタイルで滑る。そして慣れてくれば、お尻で滑る。

彼がスケルトンのスタイルで滑り台を滑る、というのはよっぽどのことだ。つまり、この滑り台は滑らない、摩擦が大きい、ということを彼のこれまでの経験で十分知っているということだ。

もちろん、万が一オーバーランして滑り台の末端から転落したら大変なので、付き添いの僕はちゃんと脇で待機している。親が安全管理をしている限りは、僕はタケが少々乱暴な遊びかたをしても止めないようにしている。

それにしても、樹脂製の滑り台が本当に増えた。いたるところの公園が、樹脂製だ。鉄製の滑り台と違って滑りが明らかに悪く、安全である一方で爽快感が乏しい。ついでに、夏は熱いし、冬は静電気が帯電して大変だ。

(2023.07.12)

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