焼鳥を一人で食べる

屋台で、焼鳥を買った。

弊息子タケは、勝手に焼鳥が入ったパックを開き、勝手に「いただきます」と言ったあと、一人で焼鳥を食べ始めた。

串に刺さっている焼鳥を食べられるのだろうか?尖った串が喉に刺さったらどうしよう?と注意して様子を見ていたが、彼は肉を床に落とすことなく、上手に全部を食べきった。「好きこそものの上手なれ」という言葉そのまんまだ。

そういえば彼は鳥の手羽も器用に食べるんだった。焼鳥を食べるくらい、余裕か。

本当にこの辺、レベルの差が顕著だ。好きな料理のときは親でもびっくりするくらいきれいに食べるが、大して好きでもない料理なら、ボロボロ食べこぼす。

彼の場合、肉料理への執着がとても強い。固くて飲み込めない肉の場合でも、噛むだけ噛んで肉エキスを摂取したのちにお皿に吐き出すくらいだ。

そういう彼の様子を見ていると、「人間って、成長の原点はものを好きになることなんだな」と思う。これから彼は勉強をしたり、いろいろな知識と経験を身に着けていくことになる。そのとき、どれだけこの世の中を好きでいられるだろうか?

(2023.08.03)

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