子供の体型は成長とともにどんどん変わっていく(同じ服を1年後に着直してみて、よくわかったこと)

子ども服売場に行って、吊るしてある服を見ることはちょっと面白い。

日本における子供服のサイズは、大抵身長(単位:cm)で表記される。60、70、80・・・といった具合だ。

人生のうちの半分以上を、身長が成長しきった状態で過ごしてきた僕。服のサイズが変わる、というのは「太ったのでLサイズの服をXLに描い直す」ということであり、つまり皮下脂肪が分厚くなることだと思っていた。

しかし子どもは、成長とともに身長が伸びていく。そして、これまで胴長短足だった体型が、どんどん手足が長く伸びていき、すらっとした体型になっていく。このため、60サイズの服はクマのぬいぐるみに着せるような形なのに、90サイズくらいの服だと、随分と足が長くなっている。それでも90サイズだと、まだ尻がやけに大きく、モッサリしたシルエットだ。これは、まだオムツを着用していることを前提に服が作られているからだろう。

1年前、親族の不幸があった際に買ったタケの黒い服。90サイズの服だ。服を買った当時は、ちょっとブカブカで本当にぬいぐるみのようだった。

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それが今や、すっかり着こなしている感じ。タケの身長が現在93センチなので、やや小さくなってきている。

とはいえ、一周忌に臨む前に服を着てみた際、「タイトなスーツを着ているようで、格好いいね」と僕ら夫婦は思った。さすが1年の月日だ。

しかし、一周忌本番となって、肌着の上にシャツを着て、その上にスーツ(もどき)を着てみたら様相が一変した。

上着が明らかに小さかったからだ。着ぶくれしたせいもあるが、袖がとても短いし、裾も短い。黒服とセットでついてきた白シャツも、襟を大きく開いた状態にしないと、ボタンがしまらない状態だった。

一方のズボンはというと、丈はさほど問題がない。ただ、お尻はまるでローライズの服のように、オムツが丸出しになっている。

彼の成長を日々眺めていて、「足が長くなったなぁ」と思っていたのだが、服の状態を見ると、足よりもむしろ手と胴体が長くなったらしい。

現在の彼は、1ヶ月に1センチずつ身長が伸びている。つまり、この1年間で約12センチ、身長が伸びたことになる。12センチ伸びた結果が服のアンバランスさに現れている。

さて、来年は三回忌。さすがにもうこの服は使えないので、次の服を買わないといけない。どうせまた成長するのだから、超安物の服で構わないと思っているが、身長が伸びれば伸びるだけ、服の表面積が増えてくる。その分、ペラッペラの生地の質感とかが悪目立ちする可能性がある。

子どもなんて、冠婚葬祭用の黒い服を着用していなくてもなんにも問題はない。だったら、地味な色合いで普段使いができる、ごく普通の私服をちゃんとお金を払って買ったほうが良い気がする。

(2023.10.15)

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