東京都美術館で開催中の「永遠の都 ローマ展」に弊息子タケと行ってきた。
会場内では人物の彫刻が多数展示されていたのだが、彼はその顔をみる都度、「怒ってる?」と僕に聞いてきた。
どうやら、彫りが深い顔の人は、みんな怒っているように見えるらしい。
試しに、どう見ても怒っていない顔の彫刻を指さして、彼に「これは笑ってるよね?」と聞いてみたら、「うーーーん」と唸ったまま黙ってしまった。誘導尋問、失敗。
このことからも、彼は人間の喜怒哀楽のうち、「怒る」ということに対して敏感であることが伺える。子どもという立場だと、大人たちから注意をされる、怒られるということを恐れている。そのため、人の表情を読解する能力では、いち早く「怒っている顔」の検知が成長するのだろう。
(2023.10.13)
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