ジュリアナの祟りにドはまりする2歳児を見て感心する

パフォーマンスグループ「ジュリアナの祟り」のライブを親子で見て以降、彼はすっかり「ジュリアナの祟り」が大好きだ。

毎日、「テレビを見たい」と彼は言い、「ジュリアナの祟り」が映っているYouTube動画の再生をせがむ。このグループは、野外イベントなどでのステージパフォーマンスに関しては原則写真撮影、動画撮影が認められている。そのため、熱心なファンがあちこちのイベントにおける「ジュリアナの祟り」のパフォーマンスを撮影し、YouTubeでアップロードしている。

彼らのパフォーマンスはだいたいどのステージでも20分から25分で、曲の構成や演出はほぼ一緒だ。僕らがそうであったように、偶然ステージ横を通りがかった初見の人でも楽しめるような曲に限定して、愚直にどの場所でも同じパフォーマなすを行っている。

しかも彼らがすごいのは、作り笑顔ではなくて本当に楽しそうな顔をして演じていることだ。その楽しげな様子に、つい惹き込まれてしまう。実物を見たときもそうだし、動画で見ても惹き込まれる。

何しろ、5名のうち客席の煽りを担当するパフォーマーが2名いるような特殊なグループだ。曲にあわせた振り付けは豊富だし、いわゆる「オタ芸」と呼ばれる観客からの掛け声や動作が多い。

動画を見たり、実際に野外イベントでステージを見ているうちに、このオタ芸と振り付けを習得したくなってくる。

それは2歳児でも同じらしく、毎日にように「ばんばんバブル、見たいー」と僕にせがみ、テレビの前に陣取ってうちわを振り回している。ジュリアナの祟りは、ライブのときに観客に「バブリー!」と書かれたピンク色のうちわを配布しているからだ。

写真は、タケがテレビに向かって土下座して礼拝しているところ。

ジュリアナの祟りのパフォーマンスが始まるとき、客は土下座して礼拝するというムーブメントがある。それを彼は真似しているのだった。今では、ライブ動画がテレビで流れ始めると、言われなくても自分で土下座をやっている。

同い年の子どもたちが、NHK Eテレで放送されている「ぴかぴかぶー」などの曲で踊っているのに、まさか我が子は土下座をしたり、「パンティーナイト!」と曲名とはいえ、女性下着の名前を絶叫している。

ジャンプする場面がとても多いので、20分程度のパフォーマンス映像を見ながらオタ芸をやっていると、結構心拍数が上がる。僕の左腕にはスマートトラッカー「Fitbit」が取り付けてあり、心拍数の変化をグラフで確認できるのだが、オタ芸をやっていると心拍数が120近くまで上がることがわかった。テレワークだらけの生活なので、これは良いワークアウトになる。

いっぽう、2歳のタケは、容赦なくドスンドスンとジャンプをする。自分がマンションに住んでいて、下の階に音を響かせるのはまずい、ということがまだ理解できていない。僕の心拍数があがる最大の理由は、「ドスンドスンと音を立てないように、そっとジャンプしてそっと着地することに筋力を消耗するから」だ。でも彼は、重力にまかせて飛び跳ねる。

彼を何度も指導し、「ジョイントマットの上に、さらにクッションを敷いて、そこでならオタ芸をやっても良い」ということを彼に理解させた。

これは、僕が結婚した際、アワレみ隊のメンバーからお祝いで貰った「体圧分散マット」だ。まさかこういう使い道で活躍するとは思わなかった。

(2023.11.02)

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