料理を作ってくれたことに感謝される(が、その後掌返しをされる)

弊息子タケは、カレーやシチューといった煮込み料理が大好物だ。

親が食事の介助をしないと、彼はひたすら煮込み料理を食べ続ける。そしてテーブル上には手つかずの白米が残ってしまう。当然、おかずがないご飯は彼にとって食べづらいので、別の塩気がある食べ物を要求してくる。

このままだと彼の食事は塩分過多になるので、彼からリクエストがあればご飯の上に胡麻をふりかけるようにしている。胡麻はまったく塩分が含まれていないのだけれど、彼はそれで満足してご飯を食べている。

この日はチリコンカン(ポークチリビーンズともいう)を熱心に食べていた。僕はこの料理を作る際、TEX-MEX料理風にチリパウダーを多く使ったのだけど、彼は平気だ。

この料理が彼にとってすごく嬉しかったようで、しきりに

「おとうさん、料理を作ってくれてありがとー!」

と感謝の言葉を連呼していた。彼は親のしつけの成果もあって、感謝の言葉を頻繁に言える子に育ちつつある。

僕は彼に「何の料理が嬉しかったの?」と聞いてみた。すると彼は、

「シチューと、カレーと、、、、きんぴらと、ひじきと、お好み焼き。作ってくれてありがとー!」

と答えた。おい、今食べているチリコンカンがお礼の中に入っていないぞ?

彼に、「これから先、何が食べたい?」と聞いてみた。彼は

「白いごはん!」

と答えた。えー!?君も結局最後は「白いご飯さえあればいい」という日本人的な発想に行き着くの?

(2023.10.25)

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