子ども向けイベントで射的があったので、弊息子タケにやらせてみた。
射的をやるのは、彼は人生で初めてだ。
水鉄砲でさえまだまともに使えていないのだから、このライフル銃を模試たものが一体なんの意味があるのか、彼はまだピンと来ていない様子だ。
的に弾を当てればオッケー、というルールを彼は理解しないまま、与えられた弾を使い切ってしまった。彼は「なんだろう?」と状況を理解しないままキョトンとしている。
他の子どもたちが射的をやっている様子を見れば、このゲームのルールを理解できそうなものだ。しかし、彼に決定的に欠けていたのは、動体視力だった。引き金を引いた瞬間、ポンと超高速で飛んでいく弾を目で追いかけられていなかった。
僕ら大人だって、弾の動きを正確に見続けることは難しい。でも、「銃口を向けた方向に弾が飛ぶ」ということを経験上知っている。なので、弾の行方を見ることができるし、その結果を知ることもできる。
しかし彼の場合、全く目線が弾のスピードに追いつかない。そしてこの射的のルールも理解できていない。その結果、銃口を全然違うところに向け、全く適当なタイミングで引き金を触ってしまい弾を無駄に発射してしまい、わけがわからないという状況だった。
こういう子どもの行動を観察していると、大人というのは様々な経験の積み重ねで、推測に基づきながら事象を先読みして行動しているのだな、ということに気がつく。
(2023.10.29)
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