幼児は体の柔軟性が高い

彼は、地面に座り込む際に、日本において「女座り」と呼ばれる座り方をすることがある。正座に近い座り方だけど、膝を開いてお尻を地面に着地させる座り方だ。

膝や腰の関節に負担がかかるので、今後も彼がこの座り方を続けるようならば親の声がけで是正させないといけないけど、今はまだ彼の好きにさせている。

この座り方ができるのは、体の柔軟性がある証拠だ。こういう動きを、いとも簡単にやってみせるのが幼児だ。

なにせ、生まれてくる前は体を小さく丸めて胎内にいたわけで、あちこちの関節が柔らかくて当然なのだろう。

そういえば彼がまだハイハイすらできなかった頃、自分の足の親指をおしゃぶりのかわりにして、よく舐めていたものだ。その頃の彼は発達途中で短足だったし、足を屈曲していることが多かったので、目の前に足の指があったからだ。大人の体型や柔軟性ではちょっと難しい動作だ。

彼に、「君は昔、足の親指をおしゃぶりとして舐めていたことがあったんだよ。今でもできる?」と聞いてみたら、こともなげに足を持ち上げ、自分の足を舐め始めた。

待ってくれ、「舐められるか?」と聞いたのは僕だけど、本当に自分の足指を舐めないでほしい。もうそれは君の年齢では卒業してほしい行為だ。

(2023.11.01)

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