プラレールを組み立てることにさほど興味がない

知人から、「使わなくなったから」という理由で大量のプラレールをもらった。弊息子タケは大喜びだ。

僕が子どもの頃もプラレールは大好きだったが、僕はどちらかというとレールをどうやって繋げていくかというパズル的要素に興味があった。レールの上に電車を走らせるのは、パズルが完成したご褒美のような位置づけだった。

一方、タケはというと、あまりレールを組むことに興味がない。しかも、多くの客車を連結して長い列車編成にすることにも興味はなく、ひたすら先頭車両だけを手にとり、床を転がしている。

おいしいところだけをつまみ食いしているようで、僕は彼の遊び方に対してちょっと残念に感じている。でも、まだ彼は2歳。あと1年もすれば、もう少し高度な遊び方をするようになるのだろうか?様子を見守るつもりだ。

プラレールの先頭車両には電池が搭載されていて、スイッチを押すとモーターが作動して車両が前に進むようになっている。彼は電気の力で車両を動かし、その様子を眺めている。

古い価値観の僕は、「電動の車両じゃなくて、自分の手で車両を動かして遊んでほしい」と思う。根拠があるわけではないが、勝手に前に進む車両よりも、手動の車両のほうが遊びとして高尚な気がするからだ。

でも、それは単なる老害的発想なのだろう。今のところ、電動で車両を動かしたことによって、彼の創意工夫が損なわれているという印象はない。なので、静観している。

(2024.12.24)

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