初詣で餅をいただく

初詣で訪れた神社では、境内で餅つきが行われていてつき上がったお餅をいただくことができた。

弊息子タケ、威勢のよい餅つきの光景をじっと見つめていたが、「お餅を食べることができるよ」と声をかけると「たべたーい」と言った。

今朝お雑煮を食べたばかりで、そのときは餅を2個食べる宣言を家族にし、結局1個しか食べられないという見込みの甘さを露呈していた。それからわずか数時間で、またお餅を食べたいと言うのか。

本当に食べられるのか、と思いつつ彼にお餅を渡したら、味がついていない素のお餅にもかかわらずぱくぱく食べた。しかも、つきたてのお餅は引っ張るとビヨーンと長く伸びるよ、と教えたら、彼も真似をするほどの余裕っぷりだ。これは意外だった。

というのも、お雑煮の餅は食べやすいようにハサミでかなり細かく切って与えていたからだ。大きな餅のままだと、彼は「手伝って!」と言って食べようとしなかった。彼が言う「手伝って!」というのは、「ハサミで切って!」という意味だ。

しかし、目の前で餅がペッタンペッタンつかれ、周りの人がモグモグお餅を美味しそうに食べているのを見て、彼は「自分もそのままのサイズのお餅を食べる!」と一念発起したらしい。つまり、これまでハサミで切らないとお餅を食べなかったのは、モチベーションが低かったからなのかもしれない。

もちろん、新年早々お餅を喉につまらせて窒息するのは困る。「モグモグして食べよう」「リスさんのお口で食べて」などと常に声がけは欠かせない。彼はそんな声を耳にしながら、餅1個を食べてしまった。

翌朝、我が家でまたお雑煮を食べる際、彼は何個お餅を食べるか?と聞かれ、「いっぱい」と答えた。自信をつけたのかもしれない。でも、この日も1個食べたところで終了。やっぱり、そんなにたくさんは食べられない。

(2024.01.01)

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