2歳にしてライブハウス

弊息子タケが愛するバンド、「ジュリアナの祟り」のライブが新宿歌舞伎町のライブハウス「Zepp Shinjuku」で開催されるということで行ってきた。

このバンド、とにかく想像を遥かに超えることを次々と繰り出していて、この日のライブはB席が1,000円と格安だった。素人の学生バンドならともかく、それなりの知名度があるバンドで、なおかつZepp Shinjukuのような大箱で開催というのにこの価格はびっくりだ。今回、ありがたく使わせてもらうことにした。

なお、S席は19,000円(グッズ付き)。熱心なファンとライトなファンで極端な価格差を付けて帳尻をあわせているのが面白い。
なお、2024年は9ヶ月連続でライブを開催し、毎回「来場者全員に9円あげちゃう」というなんともバブリーなキャンペーンをやる予定。やることなすこと、とにかくびっくりだ。

入場料金が高いと、「途中でタケがぐずった時にどうしよう?」と思う。でも、1,000円だったら、「アカン!タケの集中力が限界だ!退屈で暴れ始めた!」となったとき、家族全員で途中退席しても惜しくない。こういう価格設定の席を用意してくれたバンドには感謝しかない。すいません、売上になかなか貢献できていなくて。

彼は既にバンドメンバー全員の名前を覚えている。「誰が好き?」と彼に聞くと、メンバーの似顔絵を指さして、「ネルと、エナツと、矢島と、鏑木と、ダンクと・・・全部好き!」と言う。なんて健気なんだ。

それだけ熱心なファンである彼なので、たっぷり2時間のライブは極上空間だったはずだ。しかも、Zeppならではの音響空間で、迫力が音楽とライブパフォーマンスを楽しめたはずだ。

それでもやっぱり、2歳児にとっては集中力が続かなかった。1時間は我慢できたので、その点はさすがなのだが、それ以降はゴソゴソし始めた。大音量で、派手なライトでステージが照らされていても、子どもの退屈は満たされないらしい。

ライブ終盤にかけて我を取り戻してまたステージを見るようになったが、やっぱり子どもにとって長時間同じ場所というのは無理なんだな、と思った。

(2024.01.13)

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