ああ愛しの肉骨粉

肉骨粉。

今もっとも熱い視線を集めている粉末。

今までその存在すらしらなかったぞ肉骨粉。

「にくぼねこ」じゃないんだなニクコップン。

名前がかわいいじゃねえか肉骨粉。

世が世なら、子供向けアニメの名前にだってなっていたかもしれないぞニクコップン。

「『肉骨粉』って10回言ってみて」
「にくこっぷんにくこっぷんニクコップン肉骨粉にくこっぷんにくこっぷんニクコップンニクコップン・・・・」
「いきなり背後から膝の後ろをカクン!てやられるやつは?」
「・・・膝カックン」
「あー、もうお父さんったらつまんなーい」
「ハハハ、ごめんごめん」
「よーし、今度はお母さんの番だよ!」

なんて家族団らんがあったかもしれないぞ肉骨粉。

でも、もう終わりなのね。さらば肉骨粉。ありがとう肉骨粉。

先日、デパートの精肉売場をうろついていたら「松阪牛ハンバーグ100円引き」の張り紙があって、人だかりができていた。そこでの主婦たちの会話。

「300円が100円引きで200円だって。うーん、悩むわねえ」
「でも牛肉はちょっとネ、避けたいのよネ」
「でもあの松阪牛が100円引きよ!?えーい、買っちゃおう。狂牛病怖いけど、なったらなった時よ」

たった100円引きのハンバーグごときで家族の人生を壊滅させるのはやめぃ。

注:国産ブランド牛は狂牛病の心配がないとされています。また、牛肉や牛乳からは感染しないとされています。上記主婦は、「牛肉=狂牛病」という認識そのものが間違っているわけですが、「100円引きだから狂牛病覚悟で買う」というその決死の覚悟がやけに面白かったのでネタにしました。

(2001.10.10)

↑2002.03.09加筆。この後、複数頭の国産和牛からも狂牛病感染が確認されたのはご存じの通り。油断も隙もねぇなあ、まったく!

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