短期集中連載:あさりバターへの道

おかでんは現在労働組合の執行委員という立場で、あれこれ怪しい動きを会社内で展開しているのだが、そのうち重要な仕事の一つがレクリエーション企画の幹事だ。凝り性なので、旅のしおりをDTPソフトでがちがちに作って、レク参加者に配布しているが、これがなかなか好評だったりする。しかし、勝手に社長の顔写真を載せ、「社長からお祝いのメッセージ」なんてうそ記事を書いたものだから、組合上層部から発禁を食らったりしたこともある。

現在企画中なのは潮干狩りレクで、5月末に開催する予定になっている。小さい子供から大の大人まで90名ほどの参加表明が既にあり、大規模なイベントになりそうな感じだ。

しかし、直前まで宣伝しなくちゃ、ということで今週・来週の2週間、組合新聞に告知記事(という名のおかでんの駄文)を短期集中企画として載っけてもらう事にした。

本来であれば、組合員限りの内容なのだが、このサイトにもネタの一つとして横流ししておく。この記事が組合員の手元に届くのは、5月14日の夕刻以降。ということで、アワレみ隊の方が早い。スクープだ!・・・誰も喜ばないが。

[短期集中連載:あさりバターへの道(第1回)]

あさりは旨い。

いきなりだが、そう思う。砂抜きが中途半端で、食べた瞬間に「じゃりっ」とするのは非常に切なく悔しいが、それでも旨い。

親類縁者に、ハマグリ、しじみといった貝類が控えているが、ハマグリはお吸い物としてお椀に1個2個、鎮座していればそれでOKという態度が小市民的感覚になじまない。だからといって、しじみのように数で勝負されると、それはそれで卑屈な気分になってしまう。

その点、あさりは大きからず、小さすぎず、何とも手頃なサイズなのである。人間に愛でられやすいサイズ、といえる。だから、時々魚屋の店頭で「愛しい奴め」とあさりをほおずりしている人を見かける事だってある・・・・わけないか。

あさりといえば店先で買うのが一般的だが、この季節はなんと行っても潮干狩りで採取するというのが楽しい。釣りやハンティングのように「食のためのレジャー」というのは総じて楽しいものだが、これらは残念なことにいろいろ装備をそろえないと始められない。しかし、潮干狩りを見よ。熊手とバケツさえあれば始められる。小さな子供だって楽しめる。そして、家に帰れば簡単に調理ができる。

そんな潮干狩りを愉しんでもらいたくて、今年も潮干狩り大会が開催される。しかも、参加費は無料だ。これなら、家族総出で参加したって、懐は痛まない。いくら労働組合主催だからといって、全員で隊列を組んで団結ガンバローとか言って潮干狩りをするわけではない。ある人は家族で泥まみれになり、ある人は芝生で居眠りし、ある人は酒を飲んでご陽気になる。各自、自由だ。拘束するものは何もないので、「馴染みのない人たちが多い場に参加しても、ちょっと・・・」と気にする人は心配ご無用。自分のペースで愉しんで欲しい。

もちろん、参加者の制限は無い。友人、恋人、子供、両親、不倫相手・・・。誰でも来て欲しい。派遣さん同士での参加も歓迎だ。ただし、注意してもらいたいのは事前申込制になっていることだ。申込期限は5月23日(金)。人数制限は設けていないが、手配の関係上早く申込をすませて欲しい。5月13日時点で、約90名の参加が見込まれている。今年も盛大な会になりそうだ。

(2003.05.14)

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