日本三大霊山はどこかご存じか。
富士山、白山、立山。この三山が古くから信仰対象とされてきた有名な山。
ここで「旭鷲山」とかいうボケを期待していたあなた。豆腐の角で頭を打って死になさい。
この立山に行って来ました。詳細はいずれ[へべれけ紀行]で詳細に報告します。
日本三大霊山なのだから、さぞやそこで引いたおみくじも御利益あらたかだろうと思い、高度3000m近いところにある雄山神社で買ってみました、おみくじ。100円也。
ジュース1本で300円してしまう山のてっぺんでさえ、おみくじの物価は地上と何ら変わらないという事実を知り激しくカルチャーショックを受けた。
平地の神社はもっとおみくじ安くしないと示しがつきませんぞ!
結果は大吉。産まれて初めて大吉のおみくじを引いたというトホホな過去はとりあえず無かったことにして、まあ何ともありがたい事よ。眼下に広がる富山湾に向かって右斜め45度にガッツポーズ。
このおみくじによると、どうやら僕は「お恵みにより安産」できるらしい。男でも安産できるんでしょうか。っていうかそれ以前にお前なら男であってもきっと妊娠できる、という神の妄想でしょうか。っていうかそれ以前にこのおみくじ、結婚している人も いない人も、男も女も関係ないという時点で既にむちゃ苦茶アバウトな気がするんですがそういうのを指摘しちゃ神主さんに祓い棒でドツかれてしまうんでしょうか。
まあ細かいディテールは「日本古来からの慣習」と言うことであまり突っ込んではいかんのだろう。日本文化は奥が深い。
それにしても、恐るべきは大吉パワーだ。初めて「大吉」のおみくじの文面を見てみたけど、
「訴訟をおこせば、御祈願をこめれば勝つ」らしいし、ギャンブルをやらせれば「運良し 利益あり」らしいし、願い事をすれば「何事にも謙譲の心を持ち信神すれば叶う」らしい。
もう怖い物無しだ。
・・・悪いことやるなら、今しかないな。(ぼそっ)
しかし、全方位に100%大吉なわけではなく、こんなものもあった。
「旅行・・・事故に注意しなさい」
他の運勢が「叶う」とか「○○となります」という文章で締めくくっているのに、これだけは「注意しなさい」という警告。
何が言いたいんだ、アンタ。
何か含みがありそうじゃないか。大体、「立山の山のてっぺんでおみくじを引いている」時点で「旅行」をしているわけで、この直後に何かあるとでも言うのか?やっぱり僕は神主さんに祓い棒でドツかれるのか?それならそうとはっきりと言ってくれ!不意打ちはイヤだ!
結局、何事も無くこうして帰宅できたのでほっと一安心。「注意」した成果なのだろうか。
あともう一つ。
「うせ物・・・出にくい よく探せ」
出にくいと言われた段階で、もう探す気力無いんですけど。
(2001.09.24)
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