[ヘッドライン] 安い事は悪いことだ

※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。

■ NTTデータ「公正取引委員会からの『警告』とNTTデータの今後の対応について」(リンク先現存せず)

500万円で法務省の電子政府システムを受注をしたNTTデータが公正取引委員会から警告を受けてますな。経費削減だとか税金の無駄使いはやめれ、という言葉が声高に叫ばれる昨今、国の税金で賄われるシステム開発費用が「安い」という事で怒られるというのはある意味理不尽なご時世になったもんだ。

一昔前だったら、土木公共事業で談合をやって、入札価格を不当につり上げる事をやっていて批判を浴びていたというのに。世がデフレなら、批判の対象も「値が安すぎる」という方向に傾くということか。しまいには、「牛丼が250円とは不当である」とか「ハンバーガー130円は安すぎる」なんて事になるかもしれない。怖い怖い。

で、面白いのがNTTデータの対応でして。

「本日の警告を機に、改めて社内に再発防止を周知・徹底するとともに」などとリリース文では書いているけど、最低でも数千万から数億はするであろう電子政府システムを赤字で受注するって事は当然取締役クラスの会議には付議されていたに違いないわけだ。

「秘書のやったことで、私はいっさい関知していない」っていう某政治家の言い訳みたいにはいかないと思うんだけど・・・まあ、そんな事はどうでもいいんだろうな。結局、安値受注なんだから、国民感情として「ふざけんな!NTTデータ!」って怒る人はほとんどいないわけだし。怒るのは、コンペで負けたライバル企業だけ、ってわけか。

(2002.04.15)




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