※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。
■不審車追跡中パトカー同士が衝突、警官5人重軽傷 千葉(リンク先現存せず)
カーチェイスをやるとこうなってしまうという典型例。5人のお巡りさんがけがをしただけでニュース素材になるんだから、アメリカンな映画によく出てくる、パトカー玉突き!横転!炎上!って事になったらいったいどのようなニュース記事になる事やら。
こういう記事をみるにつけ、やっぱりハリウッド映画ってのは非日常的だな。でも、われわれはそんな映画を見て「凄い!」と素直にエンタテイメントとして楽しむ事ができる。これは、われわれがアメリカの事をあんまりよく知らないので、ど派手なカーアクションをやっても「ひょっとしたらあの国だとこんなこともあるかも知れない」と無意識のうちに感じているからだろうか?
日本映画で、ハリウッド映画ばりのカースタントをやったって、すぐに「こんなのうそくせぇ!ありえねぇ!」と一刀両断されてしまうに違いない。舞台が日本だと、妙に細かいところまでディティールにいちゃもんをつけられてしまう。
まあ、でもアメリカってのは、予想をはるかに上回る事をやらかす人物がいるからなあ。本物の戦車で公道を暴走してカーチェイスとか。で、追いかけていたパトカーが戦車につぶされてしまうなんて事が本当にあるんだから笑える。
日本も、犯罪やるならスケール感のあることやらなくちゃ。ね?犯罪者諸君。最近、陰湿な殺人事件とかばっかりで、思いっきりなえるではないか。どうせ一世一代の犯罪をやるなら、からっと明るい犯罪をぶっ放して欲しい。そういう積み重ねが、日本映画だってハリウッドばりのスタントものが成立する土台になるんだから。日本映画のためにも、頑張ってください。
おっと、あらかじめ警告しておくが、「からっと明るい犯罪」と称して食い逃げなんてするなよ。
(2002.04.15)
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