※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。
2002/08/26(月) 22:46:02
■「町民は死んではならぬ」と町長が命令 フランス南部2002.08.23(リンク先現存せず)
凄い命令だ。戦争でも始まったのか、と勘違いしてしまうような命令だ。あ、でも、某国は昔戦争中に「お国のために死ね」とか言ってたっけ。それはともかく、一体何事だ。
てっきり冗談なのかと思ったら、なんでも「墓地がいっぱいになってしまったので、埋葬場所がない」という事らしい。だから、死ぬなと。なるほど、苦しい状況なわけだな。
日本だって、葬祭場を作ろうとしたら地域住民が反対するし、ましてや火葬場を移転なんてしようものなら移転先は猛反発するだろう。自分がいずれお世話になるかもしれない、って事を棚に上げて、みんな反対する。行政としてはこれはたまらない。その結果、「死んではイカン」というお達し。ううむ、これは見事な大岡裁きといわざるを得ませんな。
で、万が一この命令に反した場合は、罰として死刑・・・って、あれれ、もう既に死んでいるのか。罰しようがないからたちが悪いな。じゃあ、死なせてしまった親類縁者全員死刑・・・ありゃ?ますます人が死んで、ますますお墓が必要になるではないか。「死ぬな」という決まり事というのは、究極のルールだ。
しかし、この町長、本気で「死ぬな」と命令したのか、お得意のフレンチジョークで言ったのか、甚だ怪しいところだ。この記事によると、町長センセイ、こんな事をいってるようで・・・。
「今のところ、町民は命令をよく守っている。ただし、あるホームレスが最近、違反した。今、その男性のための墓地を探しているところだ」
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