※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。
2002/05/19(日) 22:41:31
■現代のルパン?盗んだ傑作で自宅を大美術館に(リンク先現存せず)
いまだにこんな「怪盗」がいたとは。過去7年間にわたり、ブリューゲル、クラナッハなどの作品など172点盗み、自宅を自分だけの美術館にして楽しんでいたという。
で、それだけじゃ物足りなくなって、入場料を取って一般開放したところで発覚、お縄頂戴・・・な事はない。せっかく集めたコレクションが、また別の怪盗に丸ごとごっそり盗まれてしまい失意のあまり出頭・・・なわけもない。ワーグナー博物館で年代物のホルンをガメようとしたところを現行犯逮捕というオチだから、稀代の怪盗もただの人だったということか。
まあ、盗人ってのはえてしてそんなもんだ、捕まるときはあっけない。女性下着を数千枚かっぱらってきた変態も、1枚のオバハンの下着を盗もうとして失敗して逮捕とか。その人の偉業(?)は、逮捕された後になってわかる。
しかし、この怪盗の壮絶さは、逮捕された後に犯人の母親が「家の整理」と称してこれら芸術品を切り刻んで捨ててしまったという事。これで、世界の宝であった芸術品は永遠に無くなってしまった。嗚呼!
なんとなく、やっている事が江戸川乱歩的という感じがする。芸術品を盗むという点では、「少年探偵団」的だし犯人が捕まると玉砕してしまうところが、それ以外の作品っぽいし。
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