[ヘッドライン]TOEICが卒業条件

※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。

2002/06/03(月)  20:41:07
■山口大、TOEIC導入 -300点以上が卒業条件(リンク先現存せず)

TOEICで300点以上を取らないと、次のカリキュラムに進むことができない・・・。山口大学が、ユニークな制度を導入した。しかも、今年度からという事で「抜き打ち」に近い形だ。山口大学の学生の動揺が目に浮かぶ。

300点?そんなの高校生でも取れるぞ!?って言うのは煽りでも何でもなく、事実。「最高学府」の大学生が300点とは片腹痛いなんて中傷されそうだけど、卒業に対する事実上のハードルを大学側が設けたという点では面白い。よく、「外国の大学は入学は簡単だけど、卒業が大変。でも日本は逆」と言われるけど、山口大学の場合今後どうなっていくだろうか。

ん・・・待てよ、でもよ、山口大学って当然国立大学だから入学試験で英語はあるよな。じゃ、一体入学試験の英語問題のレベルって一体どれくらいなんよ。記事によると、高校生のTOEIC平均は343点っていうじゃないか。さっきの「入学は簡単だけど、卒業が簡単」論法だとすると、山口大学の入試問題ってTOEIC300点未満のレベルって事か?まさか。

大学在籍中に、英語のレベルが落ちないようにする程度の効力しかないわけだな、300点がハードルって事は。こうなると、なんのための大学なのかっつー話になってしまう。駅前留学でもしてなさい、と言いたくなってしまう。

でも、これはきっと山口大学の巧妙な策略に違いない。こういう形で話題にされる事によって、知名度を上げて来年度の学生を集めようとしているワケだな。少子化時代の苦肉の策って奴だ。親御さんからすれば、「あら英語に熱心な学校なのね」と子供をこの大学に行かせる事に前向きになるし、受験生は受験生で「300点程度だったら何とかなるかな、しかも高得点とれれば単位免除だったら遊べそうだし」という気になるし。

大学の試験といえば、「○○先生の試験は毎年同じ問題が出る」とかで過去問題がコピーで出回ったりして単なる「情報ソースの確保と根回しと直前の記憶力」で点数が決まるような事もあるわけだが、天下のTOEICともなればそういうわけにはいかない。学生はガチンコで勝負せざるを得ないのだ。うむ、とても良い制度なのではないか。

ならば、せっかくのことだ。その他の試験も、どっか別の業者に委託して作ってもらうってのはどうだ。で、複数の似た授業をやっている大学で提携して、統一テストみたいにしちゃうの。学生は真面目に勉強するようになると思うがなあ。・・・って、そうなるとなんか予備校っぽくなってしまってるけど。