テレワーク中心の生活を送っていると、どうしても生活に変化が乏しい。
一日の大半を過ごす家の中に、なにかワクワクするソリューションというかギアというかコンテンツというか、そういうものを配置したくなる。まあ、端的に言うと物欲だ。
とはいえ、むやみにモノを増やしたいわけじゃない。「これならばものが増えても納得」と思えるような、そういうものをコッソリあれこれ導入したい。「ていねいな暮らし」を心がけたい。
そんな日々の中で導入したのがこれ。
バーマット、というらしい。
実物を見ると「あー、飲食店で見たことがあるかも」と思うが、このゴムの商品を一般名称「バーマット」ということは今回初めて知った。
もともとはバーカウンターで使われるものだ。ビアサーバーの注ぎ口の下に置いたり、カクテルを作る場所に置かれることが多い。これがあるとグラスやボトルからしずくが垂れてもカウンターを汚さずに済む。
ラバーマットで、細かい突起が生け花の剣山のようにずらっと並んでいる。これによってグラス類が滑らないし、垂れたしずくはベタつくことなく・目立つことなくラバーの奥に隠れる。後でざっと洗えばそれでおしまい。
わが家ではカクテルを作る機会は皆無だ。でもこれを買ったのは、水筒などを乾かす場所が欲しかったからだ。
写真を見るとわかるが、わが家のシンクにはお皿などの水切りができるパンチ穴が開いたステンレス板が置いてある。ここに外出先から持って帰った水筒、ナルゲンボトルなどを洗ってひっくり返して置いていたのだが、家事をやっている最中に頻繁にそれをひっくり返してしまうのが問題だった。それらは背が高いものなので、手が引っかかってしまうからだ。
特に、カウンター越しにダイニングテーブルとお皿の上げ膳下げ膳をやっていると、てきめんにガシャンと水筒を押し倒す。やだなあ、と常日頃思っていた。
それを解消したのがこれ。バーマット。
シンクの奥にあたるカウンターにバーマットを敷き、そこに水筒などを置いてみた。するとてきめんに押し倒し事案が減り、日頃のストレスが減った。
つまり、わが家におけるバーマットは、「水筒やボトル、グラス類の水切り場」として使われている。本来の用途とは違うが、ちょうどいい塩梅だ。
どこのメーカー製が良いのかは全然わからない。適当に安いものを買えばいいと思う。「こっちのほうがさわり心地が良い」とか「水切れが良い」といった違いはあんまりないんじゃないかな。比較したことがないからよくわからないけど。
ちなみに僕は「KURASHI」というブランドのものだったが、日本の企業なのかそうでないのか、素性はわからない。
カウンター上の水切り場としては、「8cm✕58cm」のサイズはちょうど良い。水筒を干すには最適だ。ただし、500mlくらい入るタンブラーだったらちょっとはみ出る。
他にもバーマットはいろいろなサイズがあり、30cm✕45cmなどもある。食器棚にグラスや食器類を直置きしたくない、という人はゴツくても良ければこのバーマットを下に敷くのもありだろう。滑り止め・転倒防止にもなるし。
お酒が好きな人は、お酒のロゴが刻まれたバーマットが売られているのでそれを買うのも良いと思う。
(2022.11.26)
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