Amazon Musicでクラシックを聞くのは難しい

我が家のリビングにはAmazonのスマートスピーカー、「Echo Show」が置いてある。

起床時間になったら、「おはようございます、◯月◯日◯曜日です。今日の予定は・・・」などと喋り始め、ビットコインの値段を喋ったりしたあとに音楽が20分間流れる設定にしてある。

ビットコインの値段を喋るのは、単にそういうスキルがあったから使ってみただけで、僕自身は仮想通貨にまったく興味がない。そうやって面白がって、あれこれゴテゴテとスマートスピーカーに喋らせたり家中の家電の電源を入れたり切ったりさせている。

20分間流れる音楽は、毎日のように変えている。

本当は、「クラシック」とだけ指定して、朝はクラシックの名曲が流れてくれればいいと思っている。

しかし実際はというと、「クラシック」と指定すると本当のクラシックよりも多い頻度で、久石譲の曲が流れるのだった。

久石譲の曲は美しいと思う。でも、それを聴きたいんじゃない。聴きたいときは、改めてちゃんと「久石譲の曲を流して」とリクエストするから、「クラシック」と指定したときに出てくるのはやめてほしい。

クラシックの定番とされる曲を日替わりで聴けるように、前日の夜のうちに毎日手作業で曲名を入力することをやっていた時期もあった。それでもうまくいかないので、結局諦めた。

たとえば、「ベートーベン」と入れればベートーベンの曲がかかると思うでしょ。でも、クラシックの世界はそう単純にできていない。「ベートーヴェン」という表記だったり、「Beethoven」という表記だったり、作曲者の名前表記が統一されていない。

しかも、「せっかくだから、ベートーヴェンの交響曲を第一から第九まで、毎日演奏してもらおう」と思っても、すべての交響曲が収録されていなかったりする。えー、ベートーヴェンでさえそうなのか、とびっくりする。

他にも、僕は交響曲なら第1楽章から最終楽章までちゃんと演奏を聞きたいのに、有名どころだけ流したり。

該当する曲がなかった場合、Echo Showは「楽曲が見つかりません」と言って黙ってしまう。そういうのを目の当たりにすると、ちょっと残念な朝となる。

(2023.04.28)

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