パワーワード「私が来た」

あるパチンコ店の店頭で見かけたポスターが素晴らしかった。

「私が来た」

とデカデカと書いてある。そして顔が黒くシルエットになっている、なぞのスーツ姿の人の姿が。

「新店長就任!!」の文字が書いてあるので、この人が着任したばかりの店長さんなのだろう。

つまり、新しい店長が来たから、これまで以上にご期待ください!というわけだ。こんなポスター、見たことがない。笑った。

「新台入替」とか「◯◯のパチンコ台を地域最大級に導入」といった宣伝はよく見かけるのだけど、店長就任をアピールするポスター、しかも「私が来た」というキャッチコピーというのはかなりのインパクトで二度見してしまった。

「私が来た」という割には実際の顔はシルエットだし、お名前も公表していない。まるでフィクサーのようだ。でも、「私が来た」。とにかく、期待してくれ!というわけだ。強い。強すぎる。

パチンコの場合、「玉が良くでます」的なことを書くと射幸心を煽る、ということで警察から怒られる業界だ。なので広告の書き方はずいぶん工夫をしているのだろうが、その結果「私が来た」というのはいい。

(2024.09.16)

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください