リモコンは愛情センサー

以前、壊れた電卓をリモコン代わりに与えてみたことがある。カチャカチャと打鍵音が鳴るし、イコールボタンを「ターン!」と押す快感を0歳児にして理解してもらえるなら、嬉しいと思った。

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しかし結果は惨敗、今じゃおもちゃが入っている袋の奥のほうに沈んでいる。

一方で弊息子タケはひましに活発になっていて、リビングのソファの上に置いたものさえ手に取れるようになってきた。まさにリモコンがそうだ。

タケがリモコンを触るたびに、「ダメだよ!」と言ってリモコンを取り上げるのは忍びない。彼の溢れんばかりの好奇心の芽を摘んでしまう気になるからだ。

そこで一計。

エアコンのリモコンには、チャイルドロック機能が備わっていることがわかったので、これは喜んで彼に差し出すことにした。むしろ、手に取りやすい目立つ場所に置いておく。一方で、あまり触ってほしくないリモコンである照明とテレビについては、隠しておく。

我が子よ、存分に(エアコンの)リモコンで遊んでくれ。これなら、電池を引っ張り出して誤飲しない限りは安心だ。

しかし子供という生き物はそういうものじゃない、ということをこの後思い知る。このエアコンのリモコン、触ることは触るのだけれどテレビリモコンほど熱烈じゃなかったのだ。どうやら、テレビのリモコンだと僕が慌てて止めに入るけど、エアコンのリモコンは止められないことに気が付いたらしい。

結局タケとしては、「待って!リモコン触っちゃだめー!」と必死になって自分に構ってくれる親の存在が望みなのだった。つまり、小さい子供なりに、リモコンをいじることで親を遠隔操作していた、ということになる。やられた!

(2022.02.07)

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