楽しい洋食屋さん

子供にとって、親が楽しく会食をしている時間というのは退屈なものだ。

弊息子は保育園の園長先生から「これまで大勢の子を見てきたけど、こんな子は見たことがない」と言わしめるほどの神童で、慣れない人や慣れない場所を前にするとじーっと観察し、状況を理解しようとする。そのため、外でも比較的おとなしい。・・・まあ、いずれ化けの皮が剥がれて、騒がしい子供になるとは思うけれど。

そんな子供でも、さすがに両親が何皿も料理を食べているのにつきあわされたら暇だ。ソワソワしはじめた。

するとそれを見た洋食店のボーイさんが、気を利かせて紙おしぼりを縛っててるてる坊主を作ってくれた。おしぼりでこんなことができるのか!なんて器用な、と驚いたし嬉しかった。

タケもようやく暇つぶしができる、と張り切って、さっそくてるてる坊主をバラバラにしてしまった。あああ、そうじゃない、バラバラにしちゃダメー。

(2022.02.05)

ちなみに、園長先生が「こんな子は見たことがない」と言っているのは1度だけでなく、夫婦バラバラに何度も何度も聞いている。僕らは園長先生のそのセリフに「はあ・・・」と曖昧なあいづちを打つことしかできない。園長先生の大げさな表現に過ぎないのか、それとも実際の経験則に基づいてそう言っているものなのか、僕らにはよくわからない。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください