コロナ休園が我が家にもやってきた

土曜日夕方、保育園から突然連絡があった。「コロナ陽性者が出たので、次週の数日は休園になる」という。

その話を、弊息子とともに外出中だった僕はいしからの緊急コールによって知らされた。

ああ、やっぱり我が家もそうか、と思った。

コロナ休園はいずれやってくるだろうと思っていたので、まあそういうものかと思った。そこに対しての感慨は特にない。それよりも、「こういう大事な話は、緊急連絡先の第一優先順位に指定している僕の携帯電話を無視して、母親の携帯電話にかけるんだな」ということにがっかりした。

「保育園で、緊急連絡先に指定していた父親を無視して母親に連絡がいく」というのは育児あるあるらしい。緊急連絡で優先順位をつけさせておいて、この扱いは失礼だと思う。

ちなみに、弊息子が登園中に体調不良となったので引き取ってくれ、という園からの連絡はいつも僕あての電話だ。優先順位1位の連絡先なので当然なのだけど、今回の「父親すっ飛ばし」事案を踏まえると、「おかでんはテレワークをやっている筈だから、呼べば来るだろう」という考えなんだろう。で、今回のように週末で登園日ではないときは、父親ではなく母親に連絡。

中には、世帯主だからっていう理由だけで連絡先の上位に父親の連絡先が書いてあって、いざ子供の状況を伝えたり質問してもちんぷんかんぷん、という家庭もあるだろう。でも僕は、いしと同等またはそれ以上の回答ができるんだがな、その実績はちゃんと保育園側にも見せてきたのに。

こういう事案の他にも、父親が子供を連れて病院や施設・役所に行ったら、「今日はママはどうされましたか?」みたいな事を言われ、「お前じゃ話にならん、母親を出せ」的な扱いを受けたという話を聞いたことがある。僕はそんな体験はないものの、ありえる話だ。

いしから一報を受けたのが15時半。

週明けの仕事の調整やベビーシッターの手配は必要だけど、まずは自分たちに感染していないかどうかのチェックが先だ。僕ら家族が陽性だったら、ベビーシッターそのものを頼めないし、自宅待機になる。

東京都が無料PCR検査をやっているのを知っていたので探してみたら、今外出しているところからさほど遠くないところに検査場があることがわかった。てっきりドラッグストアの片隅でやるのかと思ったけど、公共施設の一角でやっているらしい。

ネットで予約ができる。検査キットの不足や分析に係るリソース不足で全然枠が空いていないと思ったけど、あっけなくほぼ全ての予約枠に空きがあった。場所の問題だろうか?この頃、相変わらず東京都では毎日1万人以上の感染者が見つかっているというのに。

そんなわけで、16時過ぎにはもう会場に到着し、検査を受けることができた。しかもちょうど弊息子を背負っていたので、親子セットでの検査ができたのは都合が良かった。いしは同じ日に、自宅近所で検査ができた。

東京都でやっていたのは、

  • 唾液を用いたPCR検査。検査結果は翌日15時までに通知。
  • 綿棒による鼻腔ぬぐいによる抗原定性検査。検査結果は15分後。

の2種類だった。

意外だったのが、「綿棒を鼻に突っ込むのがPCR検査で正確性が高い。唾液は抗原検査で正確性が低い」という理解がひっくり返ったことだ。鼻綿棒の方が精度が低く、結果が出るのが早い。

事が事だけに正確性を期したい。なにせ、保育園といえば密集どころか密着するし、子供はマスクしてないし、0歳児はあちこち舐めるし。怪しいことこの上ない。でも、保育園に繰り返し確認をとったが、タケは「濃厚接触者」の扱いではないという。

正確に言うと、保健所が忙しいので濃厚接触者認定を諦めたっぽい。「濃厚接触者『疑い』かもしれない」などと保育園は言うが、「疑いかもしれない」っていうのはぼんやりしすぎだ。濃厚接触者を定義するのは保健所の役割であり、今回は保健所が認定していない。それが全てだ。

何か体調の変化があったら、隠したりごまかしたりしないようにしよう、ここから一週間は特に気をつけよう、と夫婦で話をした。また、僕みたいにテレワークが一切ない仕事のいしは、職場上司に包み隠さず相談し、「それだったら出勤してよし!」というお墨付きを組織のボスから取り付けた。夫婦ともに3回目のワクチン接種を半月以上前に済ませていたのも後押しとなった。

で、タケにPCR検査をやらせようとしたけれど、あれっ、PCR検査って「小さな試験管に1.5mlの唾液をストローで注ぐ」やり方なのか。これ、0歳児にやってくれといっても無理だ。時々タラーっとよだれを垂らすけれど、「今だ!この試験管に注いでくれ!」とお願いしてやってくれるほど知能が高まってはいない。結局、彼には悪いが鼻腔ぬぐいの抗原検査となった。

鼻腔をぬぐった綿棒を、試液が入った試験管に入れてかき混ぜ、その液体を妊娠検査キットみたいなものにかける。線が1本ならセーフ、線が2本ならアウト。

結果は、予約の際に登録した個人ページにPDFファイルで届く。タケの場合、会場から帰宅している最中にはもう結果が届き、僕は翌日15時に結果が届いた。家族3人とも陰性。

とはいえ、偽陰性の可能性もあるし、潜伏しているかもしれないので体調の変化は相互監視だ。いずれにせよ、タケは月曜日から木曜日まで保育園が閉鎖されてしまったので在宅になる。

さあ大変ですよ、このわんぱく少年の相手をするのは僕、ということになる。シッターさんにも支援してもらう時間帯はあるけれど、僕の勤務時間の全てをフォローできるわけじゃない。そんなわけで、今や「7時から仕事を始めて8時に一時中断、13時に再開して18時に中断、20時に再開して22時終業」なんて意味不明な分断勤務をする有様だ。仕事が終わったら寝て、起きたらまた仕事だ。倒れそうだ。

そんなわけで、更新頻度が最近急激に落ちているのはコロナ対応があるから、ってことです。

(2022.03.08)

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