
しゃぶしゃぶ食べ放題のお店に行ったときのこと。
弊息子を見た店員さんが、「お子様用の食器をご用意しましょうか?」と聞いてきた。
そこでようやく我々夫婦はハッとした。あっ、そうか、タケはいわゆる「小児料金無料」ってやつで、彼は今無敵の人なんだ、ということに気がついた。
居酒屋におけるお通し料金だとかテーブルチャージが無料、というわけじゃない。「食べ放題」が無料になるのだ。これは素晴らしい。
しかも今日は鍋の食べ放題。料理のオーダーはすべての食材を細かく個別にタッチパネルでオーダーできる。肉も、野菜も、点心も、デザートも。
これまでの我が家のチビ助は当然おっぱいを飲んでいたし、最近はようやく外出先で和光堂やキューピーの離乳食を食べる機会も出てきた。しかし、お店の料理を大人と一緒に食べる、という発想がまったくなかった。
でも今ならできる!だって、ここ一ヶ月はできるだけ固形の食材をあれこれ食べさせてきたから!
鍋ならできる!だって、子どもでも食べられる白菜とか大根とか、野菜がいっぱいあるから!
こんなうまい話ってあるか!?と思ったが、いざ子ども相手に鍋の具を食べさせていたら、大人の食べるペースが落ちた。なるほどよくできている、食べ放題には時間制限があるので、子どもがモグモグやっている方がお店としては都合がよいのかもしれない。
いずれにせよ、我が家族は大満足で、また来ようね!と言いながらお店を後にしたのだった。
(2022.02.26)
ちなみにこのお店の名前はMKレストラン。京都のタクシー会社として知られるMKグループのレストラン部門だ。鍋の食べ放題をやっているけれど、小籠包や春巻などの飲茶メニューも食べ放題に加えることができ、飽きのこない多品種の食材がズラリと用意されている。
そしてなによりも、注文が卓上タブレットのタッチパネルで行う、というのが素晴らしい。少量多品種を頼んでも気まずい思いをしなくて済むし、なんなら一人鍋をやっても恥ずかしくない。僕がこのレストランを最初に利用したのは、一人だ。
昔は御徒町、池袋などにもお店があったけど、お店の閉店が相次いで2022年3月時点の東京では新宿に1店舗あるだけだ。とても気に入っているお店なので、このお店はなんとか続いて欲しい。心底、夫婦ともどもそう思っている。
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