子ども向けインドアプレイパーク「ピュアハートキッズランド」に行ってみる

いしが資格試験を受けるにあたって、勉強に集中できる環境を作る必要があった。

毎日「寝かしつけが終わったら戻ってきますから!勉強しなくちゃいけないし!」と言って寝室に向かうけど、戻ってきた事例の方が少ない。また、たまにリビングに戻ってきても、しばらくしたら弊息子タケが眠りから覚め、「誰もいない!真っ暗だ!」と泣き始める。その対処のためまた寝室に向かったら、100%戻ってくることはなかった。

つまり、試験日が迫ってきているのに全然勉強がはかどっていない、というわけだ。

このままだと残念な結果になりかねないので、ある日の週末、僕とタケはいしを残して家を出ることにした。これまで、外出するときはいつも3人一緒だったけど今回は初めての試みだ。

訪れたのは、「ピュアハートキッズランド」という名前の屋内娯楽施設だ。

ショッピングモールの一角にテナントとして入居している施設だけど、外から見る限りとても広い。そして子供がいろいろ遊べるように作られていて、何やら楽しそうだった。

ここで今日はタケを遊ばせてみよう。まだ公園で走り回るのはできない成長度合いなので、屋内でモゾモゾやっているのがちょうどいい。

入り口で入会金330円を払う。おっと、入会金がかかるのか。

そして、この施設は時間の経過とともにチャリンチャリンとお金がかかる、従量課金制だ。30分350円。または1日遊び放題のチケットを買うと、1,200円。1時間半以上現地滞在するかどうかが、損益分岐点ということになる。

1日遊び放題で1,200円ならば安い、と思う。しかし油断してはならんのが、これは1名様あたりの料金だということだ。子どもの同伴で訪れた大人にもしっかり課金される。両親と子ども、3名で訪れたらもちろん3倍のお金がかかる。なるほどうまいこと考えたな。

なので、今回の僕みたいに「片方の親が、子どもを遊ばせにやってきました」という光景を多く見た。両親揃って子どもを連れてきているのは、見た限りそんなに多くないように感じた。いや、しっかり調べてないので推測だけど。

なお、0歳児と1歳児は児童無料だ(入場時、母子手帳などで生年月日の証明が必要)。大盤振る舞いだ!と思ったが、実際に遊ばせてみるとこの施設はアクティブに身体を動かす系の遊具が多いことに気づく。まだハイハイやよちよち歩きの0~1歳児程度だと、ここの遊具を使いこなせない。

なので、まずは小さい子どもに無料でこのサービスを使ってもらって、「なるほどこういう場所なのか」と親子納得したところで2歳以上から課金というスタイルなのだろう。それで十分だ。どうせ、0歳児であっても同伴の親からはお金を徴収できるわけだし。

それにしても驚いた。

靴を脱いで敷地内に入り、ロッカーに荷物を預けてあちこちを見て回る。

ボールプールがあったり、滑り台などの遊具があったりする。

砂場もあって、砂遊びができる。

非常にキメが細かい白砂で、サラサラしている。山を作ってトンネルを掘る、ということはできないけど、屋内でこれがあるのには驚いた。

他にも、スタジオアリスのような子供向け写真館ばりにコスプレ衣装が置いてあって、自由に着て写真撮影ができたりもする。えっ、撮影料無料なんですか?それはすごい。

大人向けにはマッサージチェアがあって、おとーさんたちは子どもを遊ばせている間そこでモミモミしてもらっている。これも無料。

食事を持ち込んでいるなら、飲食ができるエリアもある。電子レンジもあるし、給湯器もあるのでベビーフードやミルクを作ることもできる。

トイレは子ども用に充実しているし、おむつを捨てるゴミ箱も完備。さすが有料施設だけある。

こうやって快適にすればするだけ、お客さんの滞在時間は伸びる。つまりお店は儲かる。よく出来ている。

弊息子タケは初めての施設に対して用心深く周囲を見渡し、自ら遊ぼうというよりも他の子どもたちを観察するのにもっぱらの時間を割いた。「うおおお、新しい遊び場だ!」と大興奮している気配は全然ない。

親の眼福のために煉獄さんや炭治郎のコスプレをさせて写真を撮ろうとしたが、カメラを向けるそばから逃亡され、うまく撮影できなかった。

結局この日はタケにご飯を食べさせてのんびりすごしたので、滞在時間2時間半。しまった、1日フリーパスを買うよりも高くついてしまった。

安くはない施設だけど、たまには使ってみたい。

(2022.02.27)

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