我が家のリビングに敷き詰めてあるジョイントマット。
子どもの怪我防止のためだけでなく、階下への騒音防止、そしてオムツ交換などでゴロンと寝転がらせる際にも使えて子育ての必須アイテムだ。
昔、弊息子タケはこのマットを引っ剥がして舐めることをよくやっていた。相変わらずその癖は残っているものの、1歳に近付いてくると「食べ物と、そうでないもの」の分別がついてくるようだ。舐めることはしなくなってきた。
ジョイントマットはありがたいんだけど、冬真っ盛りの時期に困ったことがあった。それは、髪の毛がくっついて取れない、ということだ。
我が家は毎日ロボット掃除機が走り回り、ゴミの回収を行ってくれている。しかし、このジョイントマット部分だけは見事に髪の毛が残っている。
しかも、こういう時に目立つ髪の毛というのは、長い毛、つまりパートナーのいしの毛だ。人の髪の毛があっちこっちに落ちているのはだらしなく見えるので、いしに「髪の毛が落ちているのを見つけ次第、拾ってほしい」とお願いしている。それでも、あまり改善が見られない。
しまいにはいしが「もう私丸坊主にしようかしら」なんて言い出す有様で、いやちょっとまって、それは誰も望んでいないでしょう、となだめる始末。
ロボット掃除機のバッテリーが弱っているからではないか?ということでバッテリーを交換してみたけど、さほど改善しない。どうやら、静電気のせいで髪の毛がジョイントマットに張り付いてしまうらしい。
なお、我が家のロボット掃除機はこれ。マッピング機能付きで、正確に家中の隅々まで掃除をしてくれるので大変に気に入っている。しかし、2年弱使っていると、モップによる水拭き用の機構が詰まって水が出なくなったし、純正品のバッテリーは存在しないので、本当にここに頼んで大丈夫か?というところにバッテリーの交換をお願いすることになった。しかもバッテリーは1万数千円もして、痛い出費だった。
バッテリーそのものは掃除機の裏蓋を外せば簡単に取り出せる。純正品を出してくれればいいのに、と思うけど、メーカーは用意していない。つまり、バッテリーがヘタったら本体ごと買い替えてね、という発想だ。いやーそれはちょっと勘弁してほしい。ルンバと比べて安いとはいえ、5万円以上する代物なんだし。
ちなみに怪しいバッテリー屋さん(バッテリー屋さん、ごめん!)は、交換したいバッテリーを送付する。そしてバッテリーのセルが交換され、返却されてくるという仕組みだ。完全新品のバッテリーが送られてくるというわけではない。ちょっと不思議な商売だ。そのかわり、ノートパソコンやマキタの電動工具バッテリーなど、様々な電気製品のバッテリーセル交換に対応している。
で、大枚はたいてロボット掃除機のバッテリー交換をしたのに、ジョイントマットの髪の毛が吸えないのにはほとほと参った。かわりに、別に持っているマキタのハンディ掃除機で吸ってみたけれど、これもまたダメ。
マキタの掃除機は軽量だけどそれなりに吸引力がある、と思っていたんだけどなぁ。
でもそれもそのはず、この掃除機はどちらかというと業務用なので、コンクリートなどの床のゴミを拾うことを意識したヘッドになっている。家庭用掃除機のように回転ブラシがついていたり、ゴミを浮き上がらせるような機構はまったくついていない。
改めてヘッドを確認してみると、「単に吸込口が開いているだけ」という潔さだった。
一応ゴミを浮き上がらせるためのゴムがついているけれど、大して効果はないっぽい。
いっそのことダイソンでも買ってやろうか、とヤケクソになってみたけれど、それはさすがに出費がデカい。今あるマキタをどうにか活用したい。
そこで、ダメ元で購入したのがこれ。マキタ掃除機のオプションで、「フロア・カーペット用ブラシノズル」というものだ。2,000円もしないものなので、挑戦してみてもいいかなと。
実物が届いて、ヘッド部分を見てみた。なるほど、たしかに構造は複雑にはなっているけれど、劇的に何か機構が変わっているわけではない。もふもふしたスジが3か所設けられて、ここでゴミを浮かせるというシンプルな作りだ。えー、大丈夫かなこれで。
実際にジョイントマットで使ってみたら、結構イイカンジで髪の毛を吸い上げてくれた。おっ、予想外!やるじゃないか!
スコーンと気持ちよく髪の毛を吸い上げてはくれない。でも、1度~2度髪の毛の上を行き来すれば、大抵のものは吸ってくれた。これは買ってよかった!
弊息子タケは最近手づかみ食べでボロボロと食べ物をこぼすようになった。結構大きくて重たいゴミも床に転がっているけれど、それも大抵はこのヘッドで解消してくれる。
久しぶりに爽快な買い物となった。
(2022.03.01)
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