みかん缶詰を寒天で固めてみたら失敗した

離乳食で新規食材をグイグイ挑戦中。

果物類は最後のほうにとっておいたのだけど、そろそろ大詰め。「みかん缶詰」と「寒天」を一挙に食べてもらうことにした。

ゼラチンは既に弊息子は食べているし、離乳食リストには載っていなかったけどコンニャクを使った愛玉子風のゼリーは経験済みだ。寒天も簡単だろう、と思いつつ制作に取り掛かる。

寒天を熱湯で溶かし、そこにみかん缶詰をまるごと入れる。

まずここで「しまった」と気づく。みかん缶詰のシロップは相当甘い。でも、だからといって寒天を溶いた熱湯をそこに混ぜると随分味が薄くなる。ドタバタしていたので、何も考えずにみかん缶詰1缶あたり200mlものお湯で寒天を溶いちゃったよ。寒天の袋に、「お湯200mlで溶いてください」と書いてあったので何も考えずにそのとおり作っちゃった。

今更やり直すと寒天がもったいないので、エーイ味が薄まっても甘さは残るだろう、と思ってそのまま続行。

耐熱容器にみかん缶詰+お湯200mlで溶いた寒天を入れ、冷蔵庫で冷やした。

容器を手にした時、震えたね、ああ。だって、みかん缶詰1缶とは到底思えない量なんだもの。これ、随分薄まっちゃったなあ。

そして出来上がったのがこれ。

ああだめだ、一口食べてみたけれど、単なる固い寒天だ。ゼラチン(=コラーゲン由来)と違って、口溶け滑らかじゃない。ガチガチで、歯が生えていないとこれを食べるのは難しい。細かく刻むとはいえ、それを丸呑みするしかない。

そして懸念したとおり、味が薄い。というか、ほとんど無いに等しい。甘い味はどこへ行った?

比重の関係で底の方に沈んだのかな、と思って底をさらってみたけれど、やっぱり味が薄い。ご丁寧に、まんべんなく味が薄まってしまったらしい。暴力的なお湯の量だったからだ。やっぱりな。

で、タケに食べさせてみたところ、味が薄いやら固いやら食べ慣れない食感やらで、口に入れるやいなや嫌な顔をしてぷい、と吐き出した。まるでひまわりの種の皮を吐き出す人のようだった。

悲しい。作戦失敗。

それを見たいしがけなげに、「大丈夫です、私食べますから!これだけの寒天なら、ダイエットフードになると思いますし!」とフォローしてくれた。

(2022.02.25)

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