手づかみ食べの狼藉

おひなさまが近い、ということで桜餅を買ってきた。

東京に住んでいると、僕の出身地・広島ではお目にかからない「道明寺」なる桜餅も存在しているので物珍しい。

和菓子なんて食べる習慣はなかった。でも、季節の移ろいを家族で楽しむには季節の和菓子を買うというのはいいね、という会話を夫婦でして、それ以降毎月何らかの和菓子を買っている。

3月は桜餅。・・・あれ?お彼岸のときにはおはぎを食べるので、今月は2回和菓子を食べることができるラッキー月なんだな。

行きつけのお店には、桜餅が2種類と道明寺が1種類、合計3種類の取り扱いがあった。

どれか1つに絞り込むのは僕は苦手なので、大人二人しかいないのに3つ全部買っちゃった。1つは子ども用?いや、まだ子どもに桜餅は早いだろ、さすがに。

「3種類あるねえ」「いいねえ」

と夫婦でニヤニヤして眺めていたら、その隙間からにゅっと手を突き出してきた弊息子タケが柏餅をわしづかみ。なんでも手に取りたい盛りだけど、まさか桜餅を躊躇なく掴まれるとは思わなかった。油断していた。

国会の政府答弁で、「有事の際には躊躇なく◯◯します」という言葉がよく使われる。でも、「躊躇」する以前に「現時点では全く検討していない」などと問題の存在そのものをガン無視するし、「注視しいている」と言ってじっと見ているだけだったりする。国会において「躊躇なく」というのは、その手前で随分躊躇した挙げ句、という意味だ。

その点分別がまだつかない子どもの躊躇なさっぷりは豪快だ。危なく桜餅を握りつぶされるところだった。

極超音速ミサイルのようなスピード感だったけどかろうじて迎撃に成功。やや形がおかしくなった桜餅をなんとか整形し、写真撮影となった。写真撮影をしている間も、「握らせろ!さらわせろ!」と騒ぐ弊息子を押さえるのが大変。

(2022.03.02)

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