子どもが一歳を超えたので黒糖蒸しパンを焼く

弊息子が4月から転園する保育園は、「予め家庭で食べさせておいてくださいね食材リスト」が膨大だ。このリストによって随分苦労している話はこれまで何度も書いてきた。

それでも、リストは順調にこなし、残りは僅かになってきた。

「柿」とか「スイカ」、「デラウェア」といった果物は旬があるから今は食べさせられない。なので無視するとして、残されたただ一つの食材は「黒糖」だった。

黒糖は「ただし1歳以上になってから」という注意書きがリストに書いてあったからだ。

なんでだろう?とおもったら、黒糖はボツリヌス菌が潜んでいる可能性があり、免疫力が弱い子どもに食べさせるのはNGなのだという。

ボツリヌス菌。

ハチミツに含まれていることで知られている猛毒の菌で、加熱しても死滅することはない。菌が繁殖して芽胞から毒素が生成されると、自然界では最強の毒になる。もちろん、大人でも死ぬおそれがある。

特に一歳未満の場合、毒素を生み出していない芽胞の時点の菌を接種しただけで食中毒を起こす可能性がある。なので、一歳まではご法度とされている。

保育園では、そんな危なっかしい菌が含まれている可能性があるハチミツは完全に回避している。そして、菌が混入している可能性がある黒糖は、一歳になってから、というルールになったようだ。

今弊息子に食べさせるべき食材のラストとなる黒糖。どうやって食べさせようか。

牛乳またはミルクに黒糖を混ぜて飲ませる、というのが一番手っ取り早いが、あまりに芸がない。ならば、ケーキっぽいものを焼いてみよう、ということで蒸しパンを焼くことにした。

レシピは適当だ。薄力粉、ベーキングパウダー、全卵、塩、バター、牛乳、そして黒糖をちょこちょこと。そしてヘルシオのオーブンで焼く。

出来上がった黒糖蒸しパンがこれ。大喜びしたのは大人のいしの方で、肝心の弊息子タケは初見の食べ物に「なんだろう?」というまなざしを向けている。

食べさせてみたけど、我が子タケは余裕でムシャムシャ食べてくれた。ただし、これを主食にするわけにはいかないので、まずはしっかりご飯を食べてからだ。残りは・・・ああ、残りはほとんどいしが食べちゃった。

三度にわけて食べたのだけど、食事の後になるたびにいしが「楽しみだなー、まだ黒糖蒸しパンあるなー」とソワソワする。どっちが子どもかわからない。

(2022.03.18)

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