食物アレルギーがあると、うかつに外食ができない

弊息子タケには食物アレルギーの体質がある。

このため、彼は基本的に外食が難しい。外食すべてにおいて、原材料のチェックなんてできっこないからだ。たとえば、ぱっと見の食材では問題なくても、調味料にアレルギー物質が含まれているかもしれない。調理につかった油に問題があるかもしれない。疑い出すときりがない。

食物アレルギーに関するハンドブックを読んでも、アレルギーの専門医との話でも、「過剰に食べ物を制限しないで、問題がでない少量なら食べても構わない」という言われ方をされた。

自宅における自炊ではそのスタンスでいっている。しかし、外出先となると話は別だ。眼の前の食べ物に、どのアレルギー物質がどの程度入っているかはわからない。店員さんに「○○と▲▲は原材料につかっていますか?」と確認をとって、大丈夫だとわかっても、まだ警戒しなくちゃいけない。何かあったとき、救急車を呼ぶことまで想定しておかなければならないからだ。

僕ら夫婦は、「せっかく外食するんだから」ということで、中華やエスニック料理といったものを好む。

しかし、こういうのは到底タケには食べさせられない。

フォーなら多分だいじょうぶ。ということでフォーは食べてもらおう。それ以外はやめておく。僕らが想定していない調味料が入っている可能性がある。

ということで、フォーを食べつつ、味付けとして家から持参したレトルトのベビーフードをかけて食べるタケ。

ベトナム料理店だけど、ベトナム料理っぽくないものを食べることに。

今はまだいいけど、あと1年もすれば「なんで僕だけ食べられないの?」と不満に思うようになるはずだ。そうなると、家族揃って外食、というのは厳しくなってくるだろう。

僕らはいつも、アナフィラキシーを起こした時用の抗ヒスタミン薬を持参している。何かあったときに備えて、だ。

(2022.11.12)

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