どこでも気軽にズボンが買えるというわけではない

弊息子が通う保育園にはドレスコードがある。

オシャレしなさい、という方面のドレスコードではない。たとえば「上着はフードが付いたパーカーは引っ張られて首が締まるのでNG」といったもので、アレは駄目、これもダメという内容だ。

一番親を悩ませるのが、裏起毛がある服は上下ともにNG、というものだ。子どもが汗をかいて、それが冷えて風邪をひくのはよくない、という発想だ。

簡単そうで、案外これが難しい。

秋冬の季節に子供服を売っているコーナーに行くと、我が子に寒い思いをさせたくない、という親心をくすぐるべく、裏起毛タイプの服がずらっと並んでいる。むしろ、そうでない服を探すのが難しいくらいだ。

僕の隣で服選びをしていたマダム御一行様も、「裏起毛じゃないのが欲しいのにねぇ・・・」と話し合っていた。ああ、みんな考えることは一緒。

GUで、その願いを叶えてくれるズボンが売られていた。サマナルパンツ、というらしい。790円。

保育園からは、「じぶんで脱ぎ着する練習ができるように、履きやすいものにしてほしい」という指定がある。つまり、足首がゴムでキュッと締まっているようなものは園として推奨されていない。

親が欲しいものを買う、というより、園の規定にあった服をなんとか探す、というのが主眼となる。結構選択肢が狭い。

子育て世帯の強い味方、西松屋。ここでもよく探せば裏起毛ではないズボンが売られていた。599円。さすが西松屋、安い。値段相応のクオリティであっても、どんどん買い替えていくことになる子供服の場合は全く問題ない。

西松屋の服は人気が高く、他の子と被ることが多い。なので、オーソドックスな色を選んだほうが無難。なにせ、園でお着替えをするので、うっかり他の子の服と取り違える可能性があるからだ。

お金持ちっぽい会社同僚に「お子さんの服って西松屋を使う?」と聞いてみた。すると、「うちは全くない!近所に西松屋がないから。以前は銀座まで行ってプチバトーを買ってたけど、お金がいくらあっても足りないから今ならほとんどZARAになりましたよ」と言っていた。おう、そういうものなのか。

(2022.11.12)

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