バイクをくれた友人が、今度はキリンを抱きかかえて遊びにやってきた

以前、弊息子タケの誕生日祝いとして電動バイクを贈ってくれた友人がいる。

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お金もかかるし送料もかかるし、よくもまあこんな派手なことをやるものだな!と感心するやら呆れるやら。とにかく豪快な奴だ。

いしが言うには、「もうすぐ結婚を控えているので、結婚前にお金の自由がきくうちに面白いことをやっておきたかったんじゃない?」とのこと。はあ、それでこのバイクなのか。

そんな友人も、おめでたく10月に結婚を果たした。本当はいし(と、タケ)はその結婚式に呼ばれていたのだけれど、身内の不幸ど真ん中と日にちが被ってしまい、急きょ参列を取りやめたという経緯がある。

そんな彼が、パートナーを伴って上京するのだという。じゃあ、ということで我が家に遊びに来てもらった。

すると、彼はなにやらデカいものを抱きかかえているではないか。

キリン!

キリンのぬいぐるみだ!

弊息子タケよりも身長が高い、キリン。高さは1メートル近くある。もちろん、IKEAで売ってるぬいぐるみみたいにふにゃふにゃしたものではなく、四つ足でしっかりと自立し、少々の地震でも倒れない程度の重みがある。中身が筋肉質だ。

たけちゃんへのプレゼントとして、家がある宮城から抱きかかえて東京に持ってきたのだという。新幹線で。

おい、結婚してもこの人、全然キャラクターが変わってないじゃないか。

こんなデカいものを持ち運ぶこと自体相当すごいのに、安くないお値段のものを買って、それを友人にプレゼントするということを認めた結婚相手もすごい。僕ら凡人夫婦は、ただただあっけにとられるしかなかった。

タケはまだ警戒中。これがなんだか、よくわかっていない。「おっ、キリンだ!早速またがってみよう!」なんて発想はまだないようだ。大人たちが無理やりキリンにまたがらせてみたけれど、困惑した表情を浮かべている。

数日経ってこのキリンに見慣れてくると、ヘッドロックして家中を引きずり回したり、またがったりするようになる。彼の良き相棒だ。

我が家最大規模の子ども用おもちゃがこの日に爆誕。それが、キリンとは。こんな贈り物、後にも先にもなさそうだ。つくづくいしの人脈はすごい。

(2022.11.26)

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