はじめてキッズプレートを頼む

外食の際、弊息子タケはいつも親の食事のご相伴に預かる形をとっている。

まだ2歳にも満たないので1人前を頼むのは時期尚早だ。しかも、食物アレルギーで食事に警戒が必要なので、おいそれとお店の料理を注文できない。

とはいっても、今のうちはいいけれど3歳頃になると「子どもの料理はいりません、親の料理をシェアします」とは言ってられなくなるのだろう。お店だって商売だ。一人一品は頼んでもらわないと。食物アレルギーがあるから、といって家から持参した料理をお店で広げられたら困るはずだ。

そんなわけで、来るべき「弊息子にも料理を注文する日」をそろそろ想定しはじめている。

カフェでご飯を食べるなら、ジュースを頼むことで一人一品のノルマはクリアできるだろう。ファミレスなら、メニューにアレルギー食材の一覧が載っているだろう。ホテルのレストランやちょっと高級なお店なら、アレルギー食材の有無を教えてくれるだろうし、場合によっては除去をしてくれるかもしれない。

そういうことを考えている中、馴染みのカフェに訪れた。このお店はキッズプレートという子供向けメニューがあったので、試しに頼んでみることにした。厨房のスタッフさんとは顔なじみなので、アレルギーについて確認が取りやすいし。

出てきたのは、グラタン、りんごジュース、ケーキ。タケのアレルギー食材は含まれていないことを確認済みだ。

さあ息子よ、人生初の「お前だけの」外食だ。存分に食べるがいい。ジュースもある、デザートもある。最高じゃないか。

父親としては大奮発した気分だ。確か780円。今後、家族3人が外食となると、これまでにプラスしてそれくらいのお金はかかってしまうんだな。高くつくなあ、と思いつつのオーダー。

さあ食べろ、どんどん食べろ、満足げに食べろ、と念じていたのだけど、タケはあんまり気が乗らなかったらしく、グラタンをちょっと食べただけで殆どを残してしまった。ケーキも、ジュースもまったく口をつけず。おい!

これだから子どもってやつは・・・親の心子知らず、ということわざがあるけれど、ほんとしみじみそう思う。

(2023.01.07)

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